消費動向調査 https://t.co/WzxGnvzPAz で「一般世帯」の表記が「二人以上の世帯」に変わりました(°ω°) pic.twitter.com/6cgFN7Eu5d
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年5月2日
先日から本家サイトで更新を開始した、内閣府の消費動向調査に絡んだ小話。実は官公庁の調査周りではちらほら出始めているのだけど、調査対象となる世帯の仕切り分けに関して、ちょっとした動きが出ている。動きというか定義づけの変更。
以前は二人以上の構成員から成る世帯(大よそ夫婦世帯)を一般世帯と呼び、一人暮らしの世帯を単身世帯、それらを合わせた全部の世帯を総世帯と呼んでいた。夫婦世帯などが「一般」と表現され、多分の調査では一般世帯のみが対象とされていたのは、ひとえに夫婦世帯が世帯構成の大よそを占めていたから。子供は未成年の段階では夫婦世帯の構成員でしかないし。
ところが未婚者が増え、晩婚化も進み、高齢化も進んで配偶者に先立たれた一人暮らしの高齢者も増え、単身世帯数も増加する。夫婦世帯が一般と呼べなくなってきた、単身世帯が特異な例では無くなってきたのが、二人以上世帯を一般世帯と呼ばなくなった理由......と考えれば納得はできる。もちろん消費動向調査にはそのような理由は一言も書いていないけれど。
だからなに、と言われればそれまでの話でしかないけれど、社会構造の変化を知れる、一つのシグナルとして見ると興味深いものはある。
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