高齢者の入浴事故と銭湯の利用と

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高齢者の入浴中の事故は冬に特に多いとの話は本家サイトの【冬場に増える入浴中の「おぼれ」事故に注意(2013年)(最新)】で記した通り。入浴が気持ちいいのは老若男女を問わずなのだけど、入浴前後で温度差が激しいので血圧上のトラブルが発生したり、その他疾患の発症の際に体の体制からお湯の中に浸かってしまい溺死するケースが少なからずある。

上記で指定されている「入浴関連事故の実態把握及び予防策に関する研究について」は、厚生労働省の【第36回厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会】で配布された資料。人口動態調査を使ったデータもあるので、これを元に色々と精査する事もできそうだ。

で、精査はともかくとして。

子供の家事手伝いで「お風呂掃除」が上位に挙がっている事がよくあるけれど、これは作業としては単調なものの、体力を結構使うことも要因では無いのかなあ、という気がしてきた。お風呂掃除は意外に体力の消耗を伴う。当方も入院前の体がアレな状態だった時に、色々と難儀したことを覚えている。

また、高齢者の健康維持及び管理に公衆浴場、銭湯を使うというのは発想としては面白い。便利ではあるし、ゆっくりとしていられるし、万一のことがあっても周囲に他人がいるのですぐに対応が成される。そういや当方の最寄駅の一つである豊島園のそばにも庭の湯という温泉があるけれど、いつも結構お客が入っているし、どちらかといえばシニア層が足を運んでいるのをよく見かける。時折見かける銭湯でも状況は似たようなもの。

例のお風呂漫画の話ではないけれど、高齢者対策の一環として公衆浴場の利用を促進させるってのも、一つの手立てなのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月10日 07:11に書いた記事です。

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