たまご焼きというけれど焼きたまごって言わないよね、そういえば

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今朝方ツイッターのタイムラインをチェックしていて、朝からちょっと得した気分になったお話。そういえばそうだよね的なものではあるのだけど、ゆで卵、生卵、煮卵とかはよく使うけれど、焼きたまごって言わないよねえ、的な。

話を読む限りでは、卵焼きは単純なたまごオンリーの焼いたものだけでなく、色々なものと合わせた料理も含めた意味合いが多々あるので、焼きたまごでは無くたまご焼きになったっぽい。ゆで卵や煮たまごは確かに卵だけで構成されている。「焼き」などの調理方法名が前に来ると、その後に続く素材のみの料理となる......と考えれば道理は通る。焼きハムはハムのみを焼いたものだけど、それをハム焼きとは言わないよね(なんか別のもののような感じになるな、これ)。


言葉は状況によって逐次進化、変化していくものだから、そのプロセスをたどれるようにしておかないと、後からチェックしようとしても、良くわからなくなってしまうことも多々ある。その意味で、今件のような検証は大切なのだなあ、という気はする。

この「たまご焼き」「焼きたまご」で思い出したのだけど、昔の人って「カレーライス」を「ライスカレー」と呼ぶことがあった。これも今件の考え方に近いのかな。「ライス」は調理方法ではないけれど、それに続く「カレー」のみの料理なので「ライスカレー」。そして福神漬け、カツ、その他いろいろなモノを合わせ盛りするようになったので、あるいは具材として多彩なものを入れるようになったから、「カレーライス」。「ハヤシライス」とは呼んでも「ライスハヤシ」とは呼ばないからねえ......

この辺りは【ライスカレーとカレーライス(ハウス食品)】にも逸話があったるするけど、合わせて読むと面白い。また【カレーQ&A文化篇―カレーを文化的に少し掘り下げてみると...(S&B)】では

俗には、御飯の上にカレーがかけてあり、それこそソースやしょう油をふって食べる大衆的な雰囲気のものがライスカレー、御飯とは別の容器にカレーが入って出てくるややハイカラなイメージのするものをカレーライスと呼ぶ、と言われています。しかしどちらの呼び方が正しいとは決められません。

とあるけれど、やはり諸説があるようだ。当時の新聞や雑誌の広告をはじめ、社会文化的な資料と突き合わせて調べる必要があるんだろうな、本格的に精査するとなれば。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月15日 07:26に書いた記事です。

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