デマ叩きは徹底的にやればいいと思いますよ。デマ叩きを批判してる人も、一切やるなって言ってるわけじゃないでしょ。ただリングに上ったら、客席からどう見えるか、少しは気にした方がいいってだけの話で。単に相手を叩き潰すんじゃなく、見てる観客をどう納得させるかですよ。それには試合態度も大事
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年5月17日
デマという反則技で攻撃してくる相手に、正攻法だけで対処するのは難しいけど、落ち着いた態度で、観客にも分かりやすい(なるべくなら面白い)反撃をしていけば、見ている方はどっちが正しいか、何となくでも印象に残っていくでしょう。実は相手は目の前のデマ屋じゃなくて、周りの観客なんですよ。
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年5月17日
これは当方も一部界隈で薄々と感じてはいたのだけど。なるほどというまとめ方を比較的短い文面でしてもらったので、これ幸いとばかりに覚え書き。トークショーというよりは、例えば米大統領選などで候補者同士が意見を述べ合う公開討論会みたいなものかな。本当に相手を言葉でねじ伏せる、説得するだけなら対面でやればいいのだけど、不特定多数が確認しえる場で行うことに何の意味があるのかを考えれば、意見を交わすプロセスを第三者に見てもらい、間接的にその第三者を納得させることこそが第一義的なものであるのかが分かる。
まぁぶっちゃけると、バラエティで良く見かける芸人同士の対決話みたいなもの。「相手は目の前のデマ屋ではなく、周囲でそのやりとりを見聞きしている人たち」ってのは言い得て妙。
1985年11月4日大阪城ホール、長州力との試合を控えたジャンボ鶴田に師匠ジャイアント馬場が言った言葉。
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年5月17日
「自分から動くな。常にリング中央で構えて長州を動かすんだ。それだけでどちらが格上なのかがわかる」
俺達はリングの中央にいるんです。その事実だけで説得力は充分。
(別に長州選手がデマ屋というわけではありません。念の為。あくまでも観客からどう見えるか、リングに上ったら意識しろという話)
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年5月17日
(こうしてプロレスに例えると、そんなつもりはないという方もいらっしゃるでしょうが、デマに口出した以上、好むと好まざるとに関わらず、twitterのリングには上がってるんです。「油断するな、ここは戦場だ」)
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年5月17日
(馬場さんは前記の言葉に続けて「もし時間切れになりそうになったら最後に攻めていろ。最後に攻めていた方が勝者なんだ」とも言ってます。が、ネット論戦の場合、負けを認めたくない者同士が延々「最後の発言者」になろうと無駄な議論を繰り返すのは、見ていてみっともないだけなので、これは悪手w)
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) 2016年5月17日
プロレスがデマ云々という話では当然ないけれど、周囲への見え方に気を付けよう、むしろそちらがメインになるのだよという話は、非常に的を射ている感がある。理不尽で不可解で理屈に合わない説教を上司から食らう際に、個室に呼び出されて当事者だけで直接やりとりされる場合と、部局内で他の社員が見ている前でやられる場合と、何らかの会合で同業他社の人が多数行き来する会場の中でやられる場合。それぞれどのような見られ方をするのか、判断されるのか。
掲示板やソーシャルメディアなどのウェブ上ではその利用ハードルの低さから、ついつい「個室に呼び出されて当事者のみの対面で」との認識でやりがちだけど、実は常に不特定多数の人が見ている、さらに時間軸を超えて将来に渡って参照されうることを覚えおくべきなんだろうな。
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