電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円に成長~(経産省) https://t.co/3AwgUsRcU3 pic.twitter.com/ukyKFpIuya
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年6月14日
平成27年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、13.8兆円(前年比7.6%増)まで拡大しています。また、平成27年の日本国内のBtoBEC(企業間電子W商取引)市場規模は、狭義※1BtoB-ECは203兆円(前年比3.5%増)に、広義※1BtoB-ECは288兆円(前年比3.0%増)に拡大しています。
また、EC化率※2は、BtoC-ECで4.75%(前年比0.38ポイント増)、狭義BtoB-ECで19.2%(前年比0.7ポイント増)、広義BtoB-ECで27.3%(前年比0.8ポイント増)と増加傾向にあり、商取引の電子化が引き続き進展しています。
インターネットを意思伝達手段として用いて商品のやり取りをしたり、ネット上のデータそのものに価値を見出して売買する電子商取引。ネットの登場で情報の価値が大きく変化を見せた証の一つでもあり、一昔前には到底想像もできなかったものに違いない。テレホンショッピング全盛の時代に現状の状況を話したら、鼻で笑われただろう。
インターネットを用いた商取引をする個人の割合はまだ1/4程度ではあるけれど、それでもここまでの規模に達しているのは注目に値する。また、単にやり取りのデジタル化だけでなく、新たな情報そのもののやりとりという新たな市場が生み出されたのも注目に値する。同時に少なからぬの既存市場のシェアが食われたことにも違いないのだけれど。
BtoCの市場規模。物販系とデジタル系。電子出版は1771億円(前年比プラス38.8%) pic.twitter.com/b8FssTVRw2
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年6月14日
個人的に一番注目していたのは、書籍のECにおける規模と、電子書籍の状況。残念ながら今資料では、ECにおける書籍は映像や音楽ソフトと合わせる形で計上されているので詳しいことは分からず。電子出版(書籍以外に雑誌も含む)は1771億円で、2014年比で4割近い上昇。単に読者の層・幅を広げたのか、紙媒体の市場を食ったのか。いずれにせよ、紙媒体の書籍・雑誌が窮地に追いやられる一因には違いない(相乗効果も望めるはずだけど、プラマイすれば大よそマイナスだろう)。
興味深いのは有料動画配信。市場規模は650億円とそれなりに大きいのだけど、成長率は3%台でしかないのだよね。やはり無料動画の利用が多いのかな、と。
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