「週刊ダイヤモンド」6月18日号、2万部の重版 https://t.co/pbuoqln3m9
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年6月23日
本家サイトで四半期ごとに展開している印刷証明部数周りの記事でも、ビジネス関連誌ではトップを突っ走るプレジデントほどではないものの、堅調さを見せる週刊ダイヤモンド。直近の6月18日号が「他誌には無いコンテンツ」として売り上げを伸ばし、重版がかかったとの話。
さらりと書いてあるけれど、この「他誌には無いコンテンツ」ってのがポイントだと思うのだよね。見方を変えれば、売上がパッとしない他の雑誌は、他誌にありそうなコンテンツばかりで手を取る程の魅力は無いって解釈もできる。何度か言及しているけれど、ナンバーワンよりもオンリーワンを目指す方が、今の雑誌には適しているのではないかな、という気はする。
なぜならナンバーワンを目指そうとすると、多数が競い合うジャンルの中での争いとなるわけで、そのような場における情報ってのは、どうしてもネットの方が早いし、チェックもしやすくなるから。ネットでも手に入りそうな情報では無く、紙媒体の、この雑誌でしか手に入らない情報を用意して「販売」(もう、この表現で良いと思う)する方が、今の雑誌だけでなく紙媒体には合っている気がする。
ビジネス・マネー系雑誌部数動向(2016年1月-3月) https://t.co/xt1LNtDwvc より。週刊ダイヤモンド印刷証明部数推移。 pic.twitter.com/RatHKvQW3A
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年6月24日
記事には他にも、複数の号で同誌が重版を果たしており、今年に入ってから5号で重版がかかったとの説明がなされている。元々少なめに印刷せざるを得なくなり、その上で売れる号と売れない号の格差が激しくなって重版がかかりやすくなったのか、純粋に売れているからなのかは判断が出来ないけれど、昨今の部数動向と、重版された部数を鑑みるに、抑え過ぎて売れた時に対応が難しくなったというのではなく、単純にヒットした号で山ほど売れているってのが正解のようだ。
優秀な人材が編集部局内で育ってきたのかなあ、という気はする。今後が楽しみだ。
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