生産性アップに関するノウハウ本を読むと、結局、著者は早朝から終電まで働いているような記載がチラホラ。
— かわぐちひろ@ぷち (@chron_petit) 2016年6月5日
より多くの仕事をこなすために、スピードを上げるノウハウなわけで、8時間労働を6時間にするためのノウハウではない、ということ。
生産性は上がるが、労働時間は減らない。
労働時間を減らすことを生産性を上げる目的にしたい...だけなのに...
— かわぐちひろ@ぷち (@chron_petit) 2016年6月5日
さまざまな技術や機器の開発、普及で、個々の行動に対する生産性、効率は上がったはずなのだけど、なぜか人は相変わらず忙しい...というより一層忙しさを増している。10のものを創るのにこれまで8時間かかっていたものが新技術の導入で4時間で出来るようになったら、残りの4時間は自由にしていいよってのではなく、ならば2倍のものが作れるよね、となってしまう。技術導入で必要となったランニングコストの回収のためにはもう少し生成物を増やすことが必要だってのは分かるけど、総労働時間が変わらないのは、何か変な気がする。
生産性が2倍になったらそのまま労働時間を半分にしろ、というのは無理があるにしても、2割減とか3割減ぐらいはアリでは無いかな、と思うのだけど。そもそも生産性を上げる理由ってなんだろうということになってしまう。
生産性と経済観念の話はまた別にしても。労働時間の短縮で自分のプライベートな時間を増やしたいとする発想は決して悪い事じゃない。というか当たり前。いつから残業が当然のことで、平日は午後6時から7時ぐらいに帰ってくるのは滅多にないという状況になったのだろう、サービス残業が多分化したのはいつごろからだろうとか、考えて見たりもする。「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」的な時代にまでさかのぼるのはともかくとして。
若いうちの数年間はいいけど、早朝から終電まで働いてるようなライフスタイルって健康への悪影響を考えるとまったくお勧めしない。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月5日
というかそれ、自己管理する時間が無いから下策だあね。
ついでに。
...その生活を誰が面倒見てくれてるのかね?そこ忘れてるよね
早朝から終電まで仕事仕事で働いてても、自宅の炊事洗濯掃除は必要になるからね。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月5日
外注するのもありだし特に食事は外でまかなう人が多いだろうけど。
そのための時間は見ておかないと、ごみ屋敷化する。
ごみ屋敷化した場合、被服や体のにおいが社会生活上問題になると思うよ。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月5日
本人気がついてなかったりするけどね。
プライベートな時間を十分確保できないってことは、自分の身の回りのあれこれに手をかけるリソースを割けないことになる。生活力を鍛えることもできない。結婚していて相方がそれをサポートしてくれればよいかもしれないけど、何らかの理由で一人暮らしをせざるを得なくなった時はどうするのか。そしてもちろん結婚していない時には。
ゴミ屋敷問題とか、コンビニの盛況化とか、生活力の無い大人(特に男性、中堅層以降)の問題が目立つようになってきたのって、あるいは効率化による労働時短がなされないこととか、残業が当たり前になっていることとかも、多分に影響しているのかもなあ、と考えたりもする。
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