講演スライドはいつも当日ハンドアウトを配布したいときもあるんだけどいかんせんスライドが当日にようやく完成することがほとんどのため間に合わない。そんなときだけは要望があればスライドあげてる。一般演題スライドは差し上げられませぬ >RT
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
当方は大学在学中は逐次メモを取っていたし、卒業してからも足を運ぶ機会があった講演やら講談では常にメモを取っていた。その際に、講義主演側からスライドそのものや説明用の書類が配布されたことは結構あった。講演時に使われたのがパワーポイントで、その書類がそのままプリントアウトされていたり。
ただ、学問系のものとなると、プリントされたものが提供されるか否かってのはケースバイケースらしい。まあ、語られる内容によっては提供できないものもあるし、そもそもそこまでの義務はない。スライドが提供されたら、それは講演する側の善意のものとして、ありがたく頂戴したいところ。
承前)学生さんや研修医の方に覚えておいてもらいたいのは、基本的に演者に頼んでスライドをもらえるなんてのは稀であることです。効率的に素早くメモをとる習慣をつけましょう。昔撮った写真で画質荒いですが、講演聴講時に私が取っていたメモです。 pic.twitter.com/yrComJDWqR
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
承前)教育講演等ではスライドの多くが文献レビューです。グラフやら文字やらいろいろ書いてありますが、それをメモるのは効率が悪すぎです。引用文献が必ずスライドに記載されていますから、それをメモしましょう。その文献を見れば内容が全てあるどころかちゃんとした研究が自分で判断できるからです
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
承前)引用文献のメモは、雑誌名の略号を使ったりした方が早いです。「筆頭執筆者名et al. 雑誌名 発行年; Vol.: ページ」のセットが標準的で、この中のいくつかの情報が多少たりないことはありますがそれでもあとでその文献を検索することは十分に可能です。
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
承前)加えて、このやり方は後で復習する癖がなければ無意味です。せっかく聴講したなら(ためになる講演であれば)復習しましょう。(私はメーカーが配ってるメモ帳使ってますけど)人によってはノートを持ち込んで書き込んでます。その方がまとまっていいでしょうし復習しやすいです。
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
承前)このやり方を繰り返していくうちにコツがつかめる他、徐々にメモをとる分量が減ってきます。というのは、同じ領域の講演を何度も聴講すれば、「このスライドの引用文献は前にチェックしたこと覚えてるからメモらなくてもいい」という判断ができるからです。
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
承前)一方で、演者側からしてももそういう引用文献の提示に関してメモしやすい表示にしてあげないとと最近思ってます。引用文献は標準タイプ形式で20ポイントの大きさで表示してますが、もう少し文字を大きくしてもいいかなと。また、メモしやすさならPMIDを載せてもいいかなと思ってます
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
承前)メモした引用文献をチェックする際、余裕があれば類似文献も探しておきましょう。まだまだメーカー主催or共催の講演会が多い御時世、スポンサーメーカーに有利な文献や自分の研究・主張に合う文献だけを演者が選んできているバイアスリスクがあるからです。それに気がつかないと知識も偏ります
— EARL@酒酒酒執筆酒酒酒 (@DrMagicianEARL) 2016年6月15日
当方はお医者さんではないので医療系の講演に参加したことはないのだけど、学問系ではあまりスライド内容を提供されることは無いらしい。要はその場でメモを取り、語りを覚え、記憶に刻めということ。昨今ではビデオを隠し撮りして動画サイトにアップすることで色々と問題になったってケースも結構見聞きするけれど、要は講演者にとってはその講演自身が一つのアピールポイントでありビジネスでもあるのだから、それを第三者がコピーして無料配布したり、販売するってのは言語道断って考えれば、理解はできる。
そして講演ですべてを習得仕切るのではなく、それを元にまとめ上げて復習をしてさらに知識を拡大するってのは、ごく普通の、しかも実はきわめて効率の良い学習方法に違いなく......のはずなんだけど。講演の際にはメモを取るってこと自体、実はあまり成されていない感があり、正直驚いている。そういや大学の授業においてスマホでバリバリ写真を撮るってのも以前に記事にした記憶があるな。
まぁ、語られてもいるけれど、講演者側には引用文献に関してはメモしやすいようにするとか、後でウェブやツイートなどで公知するとか、引用文献一覧だけプリントして提供するとか、そういう配慮があるとありがたい。引用文献がスライドの最後にずらりと出てくることがあるけど、大抵書籍の一覧ページと同じ形で書かれているので、読みにくいのが常だったりするからね(汗)。スマホがもっと普及していれば、最後にQRコードを大きく表示させて「これで読み込んで下さい」として、そのQRコード自身に一覧を載せたり、URLを載せてそこ経由でウェブに誘導して......ってのもあるのだろうけど。
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