たった一人だけ残った惑星、寂しげなBGMと無限に殺し合い続ける人工知能、届いてくるどこか遠くのメッセージという芸術的な題材がマックの女子高生と同じ使われ方をするのが悲しすぎるんだよな
— 過客 (@hakutai) 2016年6月27日
ユーザーがコンテンツを生成するタイプのゲーム、ユーザー生成コンテンツの依存度が高いほど面白い人が人を集めて集まった面白くない人がつまらなくするという例のサイクル(ひろゆき現象)にハマってしまうという構造的な欠陥がある。
— 過客 (@hakutai) 2016年6月27日
ひとりぼっち惑星、あっという間にユーザーが増えてTwitterで「世界観を損なうネタ禁止」「何やってもいいだろ」「どうでもいい^^」等々、クラスタ入り乱れる殺戮が始まったの、進化する人工知能同士が延々殺し合ってるひとりぼっち惑星の世界観をまさに我々が最高に体現していて感動する。
— 卯月 (@puzuki) 2016年6月26日
これはゲームに限った話では無く、例えば掲示板の運用や、多人数同時参加型ネットワークロールプレイングゲームも合わせ、コミュニティ型、参加者が全体としてのコンテンツ生成の一員となるタイプの仕組みに大よそ当てはまる話なのだけど。スマホアプリの「ひとりぼっち惑星」に関するお話として。
シチュエーションとしては非常にストイックで世界の終焉的なドラマ的な、寂しさの中に純な輝きを見出すような、そんな世界観の中でのお話で。昔宇宙探索系のシミュレーションゲームで体験した、無人の惑星で見かけた宇宙船の中を探索してみたら航海日誌があり、それを読み進めてみたら最後に絶望的な心境と心の底からの救いを求めるメッセージが書かれており、すぐにでも助けねばと日付を見てみたら、600年も前のものだったってのが分かった時のやるせなさ。そんな奥深さを覚えるような......ものであるはずなんだけど。
いつの間にかネタ話も乱舞する形になっているのが実情。まぁ、やり取りされるメッセージの内容を容易にソーシャルメディアにスクリーンショットの形で頒布できるので、一人に向けたはずのメッセージがネタ話として不特定多数に広まってしまっているのが原因なのだけど。
語られている内容はすべて事実であるかのような、つまりこの「ひとりぼっち惑星」で語られた内容ならば、どのような創作でも事実として公知されるっぽいとして、ネタを仕込みたい人、自己主張をしたい人、フェイクな話が広まっているのを見てニヤニヤしたい人(これも承認欲求なのかなあ)などに悪用される形となってしまった。「マックの女子高生」ってのは、マクドナルドで食事をしていたら、近くで席を取っていた女子高生が話していた云々と説明すれば、あたかも昨今の学生界隈が感じている事、思っていることとして浸透しやすくなるという、枕詞みたいなもの。
「ひとりぼっち惑星」のスクショ祭り見ながら思うんですけど、発信者の情報が一切わからないメッセージなのに「○○のぎょうかいのものです」とか「××してるひとです」とか言うのを信じて「業界の人の叫びです!RT!!」とか「拡散希望!」とかいうの真偽関係なく広まること考えるとホント怖い
— 日向ショージ (@hinatatei) 2016年6月27日
ひとりぼっち惑星は漂流系作品でよくある、「遭難から73日目、とうとう食料が尽きた。こんなのを記録していても誰が観るかわからないが...」みたいなのを創作して感傷に浸る良雰囲気アプリとして人気が出たのに、腐女子が勘違いしておそ松BL垂れ流したり、謎に世間に物申したりして台無しになった
— 時之 (@toki_yuki) 2016年6月27日
誰かの元に届けば良いなと思って手紙を書いて瓶に詰めて海に流したっていうのに、浜辺に流れ着いたその手紙を「みんなー!見て見てー!」って言って何万人もの人間に見せびらかすのは、全然クールじゃないよな。遊び方間違ってるよ
— 時之 (@toki_yuki) 2016年6月27日
極論として、システムに従った使われ方であれば、どのような利用方法をされようと、違法・不法行為でなければ、文句をいうことはできない。ネットゲームにアクセスして冒険旅行もダンジョン探索もモンスター狩りもせず、ずっと街中でうろうろしてチャットをするだけでも、一向に構わないってのと同じ。
ただ、ガセネタの流布のツールとして使われるようになると、システム側としてはイメージが悪くなるので、色々と頭を痛めるのには違いない。
「インスタントな承認欲求の顕示場所」になるっていうのは否定できないかなあ。人が居ると、トピックで引っかけにいっちゃう。結局の所マスであろうとC2Cであろうとそういう傾向はずっとある。
— かわい (@yrik) 2016年6月27日
あとは書いてはいけないこと(法律的にもだし、倫理的にも。両軸)を流してしまう人が出てきたら満貫ですね。
— かわい (@yrik) 2016年6月27日
ただ、承認欲求を刺激する、共感から来るモチベーションを形成するのが一番抜けだしづらい泥沼になるのはコンテンツ系やってる人なら一度は経験してますよね、とは思う。
— かわい (@yrik) 2016年6月27日
企業業績や内情、株価に関する話とか、男女のアレコレとかが出てくるようになると、運用上の問題点云々では済まなくなるけど、下手をするとそんな話も出てきそうな。
この辺りの話は「こうすれば間違いなく解決する」といった方程式の類は存在しない。利用者が増えれば増えるほどビジネスとしては成功するのは一つの視点ではあるのだけど、それで全体のイメージが落ちたり、あらぬ方向を向いてしまったり、法令関連に抵触するリスクを背負ったのでは身もふたもない。かの任天堂ですら、以前チャット周りでは色々とイリーガルなものに使われてしまうことから、サービスを停止した実例があったぐらいだし......。
何か良い方法はないものかな。
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