世の漫画家さん、イラストレーターさんに言いたいのは、戦車などの軍事モノのキカイを描くときの参考資料としてタミヤのプラモを使うのはやめようって事。タミヤのプラモは素人にはわからんが縮尺上でデフォルメしてあり、忠実に描けば描くほど「あ、タミヤのプラモ...」と分かってしまう罠が存在する
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2016年6月27日
当方自身は絵を描く人ではないので直接は体験はしていないのだけど、先日某誌で銃を持っている人の大ゴマに描かれていた銃がエアガンそのものだったという話が話題に登っていたこともあり、色々と切実な問題には違いないのだろうなあ、と。
今件はざっくりとまとめると、実物が手に入らない対象を絵におこす際に、写真や映像だけでなく、立体の造形を参考にする場合、プラモを使うのは是か非かという話。特定のメーカーでは、実物と異なりデフォルメしている場合があるので、それを参考にすると、実物と比べて何だか圧縮されたようなものとなってしまうというもの。
まぁ、例えば以前流行った卵型の戦車とか、今でも人気のBトレインとか、ガチャ玩具のSDタイプの戦車を参考に、そのままの姿で絵にしたら、色々と問題は生じる(笑)。
模型ゆえのディフォルメはタミヤに限ったことでもないので、せっかく模型があるなら眺めながら描くのは間違ってない。組み立てることで「こういう構造なんだ」と分かることもあるしね。図面や実物の写真を併用することで模型ならではのディフォルメを読み取って描けばいいのです。
— 松田未来3日目西む01a (@macchiMC72) 2016年6月27日
確かに過去にそういうの気付いた事がわずかながらあった。けどそんなほとんどの人がわからない事にまで気遣うなんてナンセンス思うけど、指摘されることによって漫画家さんやイラストレーターさん側が心にダメージ受けるという事なら、それはそれで大事な話なのかもしれない。
— おまみ@模型の花道 (@mokehana_omami) 2016年6月27日
「タミヤのプラモはデフォルメがダメ」ってのは大昔の電動プラモ時代のキットが動力ユニットの制約で形変わってた時代の話です。プラモとか立体物で基本形が認識できると写真や図面を参考にした時の理解が早まるので、メカ描けるようになりたい絵描きさんはむしろどんどんやりましょう。
— 時浜次郎 (@JiroTokihama) 2016年6月27日
実機写真を参考に写実的に描いたつもりでも「丸っこくて可愛いですね」と言われる私だから言うワケではないですが、「プラモを作画参考に使うと模型的特徴が絵に表れるから控えよう」云々は一切無視で良いですよ(´・ω・)
— リタイ屋の梅 (@ume_retire) 2016年6月27日
ただ、指摘の通り、今のプラモは昔ほど大胆なデフォルメをされていることは「あまり」無いし、よほどの通でない限り、そのレベルの差異ならば絵におこした限りでは特に問題は無い。その対象がお話のメインとなるのならともかくね。まぁ、自衛隊の描写の中にロシア軍の戦車が混じっていたら問題だけど。あとは毎号色々とホンモノと創りが違うってことで話題になった、本屋で手に入る週刊だか隔週刊の軍用機とか戦闘艦の模型とか。かなり端折っている、出鱈目なので、あれのみをそのまま参考にしてしまうと、色々と問題が生じるかも。
また指摘を受けて書き手のモチベが下がってしまうリスクを考えると、それなりにチェックはすべきなのかなあ、という感もある。結局はケースバイケースなのかな。
個人的にはプラモデルも含めた、立体造形を参考にするって方法論は大いに賛成。先日から色々と手がけているレゴの写真用造形で、いくら写真や動画があっても、どうしても分からない、感覚がつかみにくいものってのはある。本末転倒な気はするのだけど、手元にあるダイキャストカーを手にとってあちこち眺めて、イメージを膨らませると、案外スマートにことが進む。
一番なのは立体造形と写真、動画を合わせて利用するってことかな。立体造形はデフォルメをされている部分があるので、その点は写真や動画で補完する。ただ、そこまでリソースを投入する意味があるのか、費用対効果の点で考えると、それはそれで頭の痛い話には違いない。
コメントする