「消費税で社会福祉」と言うのは超ナンセンスなの。
— mollichane@もりちゃん常時炎上 (@mollichane) 2016年6月4日
消費税には逆進性がある。簡単に言えば低所得者ほど負担が大きい。
つまりさ。
「貧乏人から金をむしって貧乏人で分けよう」と言ってるわけ。
これの何処が再分配なんだよ。
タコが腹減って自分の足を食べてるのと全く同じなんだよ。
逆進性の無い課税っていうのがどういうものなのか、ゲーマーは想像しやすいんじゃないかと言ってみる。ほら、RPGのレベルアップって段々必要な経験値上がるじゃん。
— 猫七三=サン@がんばれまい (@neko73) 2016年6月4日
消費税に関しては色々な切り口でいかようにも解釈ができるので、これが正しくてあとは全部間違いってのは無い(消費税に限らないけど)。多様な影響の強弱を推し量り、そのベクトルを総合してプラスになるか否かで判断すれば良い。まぁ、心理的な方面は数字化は難しいけれど、例えば「買い物するたびにペナルティを与えられるようなものだから、消費性向が減退する、税率が増えればその傾向は強まる」ってのは、一定の説得力がある。消費心理に係わる調査でも、税率が上がれば消費がより強く抑えられるってのは何度となく結果として出ている。
で、消費税に関しては「高齢者を中心とした資産家でも消費は欠かせないので、そのような界隈からも税を徴収できる」ってのが推進する一因ではあるのだけど、同様に中堅層、品構想も消費は欠かせないし、絶対額では無く生活全体への負担は大きくなる。これが逆進性。少なくともこれを避ける、できれば累進性のある課税の方が良い。例えるならば指摘しているような、ロールプレイングゲームのレベルアップの仕組み。レベル1から2へは経験値30で済むけれど、2から3へは50かかるし、100から101へは10万も必要、的な。
高所得者に課税しすぎるとどうなるかっていうのは極端な話、生活に必要な金額以外全部持ってかれる状態を想像すればそんなの誰も働く気がしないってのは分かる。しかし所得が数千万みたいな人に何%課税したらそうなるのか?
— 猫七三=サン@がんばれまい (@neko73) 2016年6月4日
所得は多い方が有利だって認識さえ覆らなければ、その範囲で累進課税強化して良いんだよ。
— 猫七三=サン@がんばれまい (@neko73) 2016年6月4日
ただそれって経済成長に必要な余裕がどれくらいかって観点がない話だから、高所得者が新たに事業を始めたりするのに必要な余力っていうのは折り込んだ方が良いんだろうな。
— 猫七三=サン@がんばれまい (@neko73) 2016年6月4日
じゃないと高所得者に頼って社会保障の費用を賄っているのにだんだん高所得者が減っていくということが起きかねない。
— 猫七三=サン@がんばれまい (@neko73) 2016年6月4日
累進課税がキツ過ぎると、いくら稼いでも手取りが変わらないってことで、労働意欲が失われる。昔の共産圏みたいな話になる。人の欲は尽きぬところが無し。例えば年に300万円売り上げを上げている人も、100億円上げている人も、手取りは250万円で変わりません、残りは全部税金ですって言われたら、後者の人はやる気をなくす。なのでそこそこ、ほとほどな率に調整する必要はある。取られる方は当然極力取られたくないので、常に値を下げろと言ってくるけれど、その意見だけを取り入れるのも問題。
「稼ぐほど税率は上がるけど、それを跳ね返せるほどに稼げばいいんだ」的な発想が容易に出てくるようなレベルでの累進課税の体系。調整は難しいけれど、必要な話ではある。
他方、消費税の後押しの一因にある「資産を持つ人にも税金の支払いがなされるように」ってのは、色々と考える必要がある。金利が低いってのも、その流れの一つなのかな。個人ベースでも一定金額以上の預貯金残高にはマイナス金利を適用するとかいうのもありかもしれないなあ。まぁ、フラッシュアイディアをまとめるところから始めるお話ではあるのだけど。【高齢年金生活夫婦世帯の「貯蓄であと何年不足分をおぎなえるか」を試算してみる(2015年)(最新)」】でも言及してるけど、平均値ではあるけど、貯蓄と消費のバランスが非常にいびつなんだよねえ。
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