「VRを活用して臨場感あふれる労働災害を体験しよう!」って発想がすげえ
— つねスキ (@kknif) 2016年6月7日
一人称視点で自分の指が旋盤に巻き込まれる様子とか見たらトラウマになりそう pic.twitter.com/2LZ8BtGyW2
VRの意味が段々と曖昧になってきている感はあるのだけど、人間の五感を色々と誤魔化して本物の体験のような感覚を疑似的に経験させる方法論は、色々な方面における可能性があることに違いは無い。シミュレーターのよりリアルっぽい、的な。
で、今件紹介されているのは、【ソリッドレイケイン研究所による労働災害疑似体験システム「セーフマスター」】のお話。詳しくはリンク先で確認してほしいけれど、「製造現場で起こりやすい「はさまれ・巻き込まれ」 による事故の再現。"CGの手"を"自分の手"と錯覚し、この事故をVR体験できます」とのこと。
これ、この発想は多種多様な労働現場の事例として活用ができる気がする。ある程度汎用ユニット化して、あとは各器材、現場ごとに近しい状況をオプションでカスタマイズする、的な。
......まぁ、労働災害ってのは多分に当事者が傷つくものなので、そのVRによる体験は確かにトラウマとなる可能性は大いにある。疑似体験が実際の体験と近しい形で心身に刻まれるかもしれない。ただし、本当に傷つくことはない。
これ、意外にいけると思うんだよなあ>RT
— KGN (@KGN_works) 2016年6月7日
「安全に事故る」経験で学ぶ事は多いので、自分の体を損なわずに事故を体験できるならそれに越したことはない。
シミュレータ訓練も、「失敗させる」「リカバリさせる」が出来るのが良いところだしね。死人も怪我人も出さずに訓練できるなら、それに越したことはないよ。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月7日
人形相手のトレーニングだと容赦なく「死ぬ」シナリオ用意するけど。
まあちゃんとプロトコル通りにやってれば大丈夫...なシナリオが多いけどね。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月7日
若い衆が「いざという時、固まらずに体が動くように」「最低限の事はやりながら、真っ白になった頭を復活させられるように」程度が目標なんで、やる気も意識も低いです。
で、労災体験VRもこれけっこう重要だろうなと。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月7日
リアルで事故って指が落ちた『だけ』ならまだいいんだよ、それじゃ済まない事故も普通にあるからね...
ヴァーチャルで懲りてくれて、安全に配慮する必要性を認識して、つつがなく過ごして欲しいものです。
あと林業関係の事故も大きいのがあったりするから、あの辺もなんか訓練センターでも作れませんかね...まだ時間かかるだろうな。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月7日
ごくごくたまに、木に押しつぶされて大事故なんてのがありますし。
血管ぶった切れちゃったんで、人工血管立てた事も一度あったな(良く間に合ったもんだ...)
ちょっと慣れたあたりの人が危ないのかなと思ったりしてます。RT @nayia_w 林業関係は仕事につく前に研修(緑の雇用)を1年くらいやります。関係者も経験者でない限りはまずはそちらを勧めますね。
— KGN (@KGN_works) 2016年6月7日
とはいえ、熟練の人でも山の事故に合うケースがありますしねえ
子供の料理や裁縫、大工仕事、運動などでは、自ら失敗する、低リスクでトラブルを起こす事で、その問題を体験し、学ぶことが多い。啓蒙は必要だけれど、他人から教え説かれただけでは、十分に習得できるとは限らない。「痛い目に合わないと分からない」ってのは、そういう意味もある。もちろん、リアルな疑似体験による失敗を繰り返していくうちに、失敗に慣れてしまい、本当の運用の際にも似たように「失敗しても大丈夫」的なクセがついてしまう、リアルとVRの境い目が曖昧になってしまう可能性は否定しないけれど。
ともあれ、今後のVR技術の進歩に伴い、大いに期待できる分野の一つには違いない。
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