1票の格差云々をお叫びなさる方々のニュースを目にして
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月11日
平等を あの方々は叫ぶけど 真に必要 公平なのかも pic.twitter.com/UWxDFAPBJR
平等といえば聞こえはいいですけどねー。それを特定対象を叩くツールとしてとか、自分の核心的利益のためにとかに使われたら、影響を受ける方はたまったものではないのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月11日
先日終った参議院議員選挙に関して、ある専門業の界隈が「一票の格差は問題だからこれは違法なので訴えます」的な話をあちこちで行うとの話が出ていた。今回の選挙ではすでに一部の是正が成され、投票区分の一部修正が行われ、人口の密度が低いところでは色々と問題が生じる形となった。
これは以前【衆議院議員選挙の「一票の格差」を極力是正してみる】でも試算したのだけど、人口密集地帯と過疎地帯がある以上、一票当たりの格差(票数と議員数の比率の差異)を極力是正するように努めると、地方は議員がゼロになるとか、それを避けるために地方の選挙区がやたらと大きなものになってしまうのだよね。
それは一票当たりのウェイトとの観点では平等なのかもしれないけれど、果たして地域の行政、地方の声を吸い上げるとの観点では公平なのだろうか。よく例示される、平等ではあるかもしれないけれど、公平ではなくなってしまう。
そこまで平等平等叫ぶのなら、1票の格差が無くなるような形での選挙区区切りを想定し、それを提示するのが筋じゃないかな。「これが我々が求める、本当の意味での1票の格差が無くなる選挙のスタイルです」的な。あるいは全部、比例代表制のみ、全国区のみの選挙にしろと主張するとか。そこまでしないと筋は通らない。
平等との言葉は聞こえは良いけれど、それがすべて正しいとは限らない。平等よりも公平の方が優先されるべき状況も多々あるのではないかな。
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