賞味期限2015/3の開けてないフルーツグラノーラの箱が見つかったんだが...これ...まだ食えるだろうか...
— 成原とんみ/C90土東M43a (@tonmi_n) 2016年7月19日
食えるけど リスク激高 薦めません https://t.co/U2gCvC3jga
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月19日
当方はその方面の免許なり資格なりを持っているわけではないので、資格の上での裏付けがあるわけではないのだけど。新型インフルに始まり震災なども合わせ、非常食やら備蓄食品に関して色々と自前で調べた、実経験を重ねていることもあり、こちらの方面には少々蓄積があったりする。多分の失敗談も合わせて、という意味での実経験ね。
本家サイトでも何度か触れているけれど、食品の期限には二種類あって、一つが消費期限、もう一つが賞味期限。非常に乱暴になるけど、前者は期限以内に食べないと腐るかもしれないよ、後者は期限を過ぎると味に保証はできないよ、というもの。ケーキなどの生ものは大体が消費期限の設定となっている。
で、普通の食品、特に乾物は大体が賞味期限で、販売店に並んでいる状態ではその期限が切れるとちょっと売りに出すのはアレだけど、個人で食する限りにおいては多少過ぎても大丈夫だな、味は落ちるけどってのが大よそだったりする。レトルトとか缶詰とかが良い例。
ただそれらの賞味期限物でも、半年を過ぎると結構危うくなってくる。まぁ、食えないことはないのだろうけど、リスクもそれ相応のものに。トマト缶とか賞味期限が1年過ぎたのを見ると、結構ふくらんでいて「これはダメだ」的なものになってるからねえ......。
今件の場合も実質的には1年半ほど賞味期限から過ぎている。実物を見ないと最終的なチェックは難しいけれど、シリアル物は賞味期限から半年も過ぎると大抵がパサついてきたり、逆にし蹴ってきたりする。もちろん味としては酷いものだし、そもそもこれ食べていいの? という感じ。乾したものでもフルーツが入っているとなるとなおさら。
そしてこれが本題。このような状況の場合は、期待値計算をすると、判断が非常に分かりやすい。要は、食べて得られるメリットと、食べた結果生じるデメリットを損得勘定で考えるとってこと。今件の事例で考えると、得は「食べて得した食費」「もったいないとの考えをクリア」、損は「食あたりで生じる損失(体調不良、薬や通院、入院時の費用や時間の損失)」×「食あたりの発生確率」、つまりマイナス事案の期待値。食あたりになる可能性がそれほど高く無くても、得する食費の額が数百円程度なら、捨てた方が賢明な選択になる。
これは例を変えると、高速道路のど真ん中に100円玉が落ちていたとして、道路を突っ切って拾いにいくか否かって感じかな。賞味期限が昨日とかで、リスク体現化がほとんど無い場合は、高速道路では無く、田舎の交通量がほとんど無く、見渡しのよい道になる。
味気ない感じもするけれど、この期待値による考え方は、覚えておくと色々な場面で役立つと思うよ。
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