↑ ヤングキングアワーズ2016年9月号
表紙は「それ町」。独特の薄い色調でちょっと変わった感じ。後ろのオヤジさんが良い味出てる。巻頭カラーは「ナポレオン」......なんだけどいきなりトップでこれ。というかこの作品、巻頭カラーのたびに、そのページにこの類の絵を持ってくる傾向があるなあ。好きでやってるんだろうけど、賛否両論。本編は橋を創って渡るだけ。
「無尽」は歴史に名を残す有名なあの方が登場、というか続々明治維新前後の著名人が出てきて、存外わくわくするな。表紙の「それ町」は以前の謎解きの続き。「それ町」らしいストーリー展開で非常に面白い。作る側は大変だろうけど、非常に読みごたえあり。
「アルペジオ」。やはり分解、再構築......ということで先月始まったあの作品と同じような状況、と判断していいのかな。構成物質はナノマテリアルだろうから、果たして再構築されたものは人類と呼べるのか否か。その辺りも含め、色々な意味で架け橋になっていくのだろう。「聖骸の魔女」は色々と悲しい結末。ジョリーみたいなセリフも。「鬼を飼う」はちょとしたサイドストーリー的なもの。でもいい話。
で、再構築な新作「スーパーカルデジアンシアター」の第二回は、やはりというかなんというかどたばた続き。これ、読者ついていけるのかちょっと不安。「超人ロック」はあの人の謎がちょっと解けた...けど先日、クローンのテロメアの件で新発見があったんだよね。今後どうなるのかな、これ。そしてカエルのあの人の内情がちょっとわかる。
「ドリフターズ」は今回お休み。「ジオブリピンナップ」は随分前の方に1ページ。
個人的な感想だけど、以前と比べるとインパクトのある作品がちょっと減っているかなという感はある。もう少しテコ入れとなるようなものが1、2本は要るかもしれないなあ。
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