子供の頃、選挙の日に父母が誰に投票したのか聞いても絶対に教えてくれなかったことはすごく心に残っている。私も息子に聞かれた時は教えなかったな。心の中は誰に干渉されることもなく自由で、人間関係、利害関係、様々なしがらみの中で自分の自由を守るためにも、うかつに人に喋るもんじゃない
— よく眠りたまに色々考える主婦 (@toppinpararin) 2016年7月2日
日本の選挙は国政も地方もすべて秘密投票。誰がどの勢派、候補者に投票したかは第三者からは分からないようになっているし、投票した内容を他の人に語る義務もない。当たり前のように思えるけれど、実はこの仕組み、さほど古いものでは無い。
などが目的。決まりとして秘密投票が定められていないと、第三者から「仕組みとして存在しないのだから教えろ」ってこともできてしまう。例の投票証明書も、この秘密投票に反するのではとか、投票対象を強要した証拠として回収されてしまうリスクがあるとの指摘もなされているのだけど......投票する・しないは別の問題だし、誰に投票したかは投票証明書には記載されていないので問題は無いと思うのだけどね。証明書をもらうのは投票した後で、しかも投票投函用の箱とは別の場所での受取りだから。
で、それらの理由もあり、投票対象に関しては、親子であっても口にしないのが望ましい。それが本当であっても嘘であっても、第三者に何らかの影響を与えてしまうし、自分の今後の投票行動にネガティブな影響が生じ得る。本質的には軸がずれるかもしれないけれど、プライベートのかなり奥深い部分にあるものだと考えれば、子供、親に対しても語るべきでは無いってのは分かるはず。
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