当時世間の老人の趣味と言ったら盆栽とか囲碁将棋だったけど、それは年取ってから趣味が変わるわけではなく、昔から好きで続けてるだけだそうな。なのでまんがやアニメが子供のころから豊富にあった層はそのまま楽しみ続けるから作品寿命は延びた感じするから当時と比べて10年続く作品は増えたねぇ。
— 結城焔@日曜東ラ16b (@yuuki_homura) 2016年7月6日
統計調査を精査する上では、ちょくちょく頭によぎる疑問というか問題の一つがこれ。高齢者の趣味というと指摘の通り将棋や囲碁や盆栽ってイメージが強いけれど、それってよく考え直してみれば、高齢者になる人すべてがその趣味に至るってわけではなく、現役世代においてそれらを楽しんでいた人が、そのまま延長し、プライベートタイムが増えたので存分に堪能している感じなんだよね。退職してからそば作りを始めたとかってのは結構聞くけど、時間がとれるようになったので将棋や囲碁を始めたってのはあまり見聞きしない。
似たような話としては暴走行為をするバイク乗りの人の話とか、あとは【自分勝手なのは年齢次第かそれとも世代なのか、そして今の若者の心境とは】でも言及しているけれど「自分勝手」な度合とか。
先行する記事の「若者の投票率の低さ」も、実のところ年齢階層に寄るものでは無く、世代に寄るものかもしれない。つまり今の20代の投票率が30%だとしたら、10年後には30代の投票率は(20代だった人が10年分歳を取るため)30%ぐらいになるのだろうなあ、ということ。
時折冗談交じりで、将来の老人ホームには往年のゲーム機やアニメを多数備えることになるだろうって話が持ち上がる。例の回帰法(かつての古き良き時代を再現することで、記憶の掘り起しを行い、認知症防止の役目を持たせる)も合わせ、それもあながち冗談では無いような気がする。ただ、昔と違って今は趣味趣向の流行り廃りの加速感がハンパないので、下手をすると昔のスマホ用アプリゲームとかが必要になる、のかもしれないなあ。
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