「東日本大震災以前には熱中症は無かった」との話を耳にして

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ツイッターのタイムライン上でゆんゆん的な会話の中で、大震災以前には熱中症など無かった、熱中症も震災やそれに絡んだ事故が責任だとの話があり、それじゃ消防庁のこの記録はどうなるのかなあ、とか。元々消防庁が熱中症による救急搬送者の状況を集計・公知し始めたのは2008年からなので、2008年以前は熱中症は無かったと言えば、公開集計記録しか見ていないのねってことになるのだけど。一体どこの世界線からやってきたのだろうな。

スペシャルな善意の解釈として。かつて使われていた日射病と勘違いしているかもということで、合わせて熱中症と日射病の違いを手前味噌にて。昔使われていた日射病とは言葉の通り、太陽光にさらされて生じる熱中症のこと。最近では高齢者を中心に室内で熱中症を発症する事例も増えているため、使われなくなった次第。だから今報告されている熱中症搬送者数の中には、日射病による人も少なからずいる。

そして熱中症とは体のバランスが崩れて、熱が体外に放出されずにこもってしまい、体温が上昇する状態。当然各種機能は低下するので、体自身にも大きなリスクとなる。

これから8月の下旬位までは、いつでも熱中症が生じてもおかしくない気候が続く。くれぐれもご注意を。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月 9日 06:54に書いた記事です。

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