●選ぶ人正しければ 選ばれる人正し(昭和二年)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月9日
●投票の一瞬は 国家の百年(昭和二年)
●国政は船のごとく 一票は櫂のごとし(昭和二年)
●善政も悪政も 一票から(昭和二年)
●裏も表も 明るい人を(昭和三年)
●軽く選ぶと 重い荷を負う(昭和三年)
●投票は 主義と主張を 聞いてから(昭和三年)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月9日
●投票買いの 良心売り(昭和三年)
●嫁と議員は 調べた上で(昭和五年)
●政治は 国民の色に染まる(昭和五年)
●政治の明暗 この一票(昭和十年)
●金で選ぶな 心で選べ(昭和十年)
●売るな魂 捨てるな一票(昭和十一年)
●義理は禁物 人物本位(昭和十四年)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月9日
●人をよく見て よく選べ(昭和十六年)
●国思う一票 国思う人に(昭和十七年)
●世界が見ている この選挙(昭和十七年)
良く流れてくる戦前の選挙絡みのフレーズですが、(心に沁みる戦前の選挙のスローガン https://t.co/Eeg3OtYFmn から引用) 先のような発言、表明をされる「専門家」よりも、余程世のためになる、正しい、読み解くべき標語ばかりです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月9日
選挙の香りがただよう時期になると、回覧文のように回ってくる、戦前の選挙スローガンのあれこれ。ウェブ上では公的な一次資料が(今のところは)見つからず、当方の精査が足りないのか、あるいは紙資料上にしかないかのもしれないけれど(おおもとをたどるとそれっぽいことは書いてある。「傑作国策標語大全」(前坂 俊之)には載っているとか)。
他にも色々とあるのだろうけど、これ本当に戦前、しかも歴史上では軍国主義に走った頃のフレーズなのかと思うぐらい、よくできたものばかりとなっている。
いや、それどころか恐らくは、「(昭和●×年)」の部分をのぞけば、今のフレーズとしても十分以上に通用する。見方を変えれば、選挙の基本、あるべき姿、より近づくために目指す方向性ってのは、昔も今も変わらないってことなんだよな。
直前の記事でも触れたけど、本日の参議院議員選挙では一部界隈で、これまでほとんど見られなかった動き、「若年層は投票しなくてもいいよ」「一票なんて軽いもんだから」などといった、投票行動を忌避させるような言動が多分に繰り返されている。そこまでネジが飛んだのか、本性が現れたのか、それとも素が出たのかは、本人に「嘘をついたら鼻が1キロ伸びる」魔法をかけた上で聞かないと分からないけれど。
当方は諸般の事情ですでに期日前投票済み。明日中には大勢が判別しているだろうけど、個人的にはむしろ投票率の動向が知りたい次第ではある。投票率、特に年齢階層別は抽出調査になるのでしばらく間をおかないと分からないのだけどね。
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