コインロッカーに小さな取り出しドアを付ける発想

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コインロッカーに荷物を入れて鍵をした後、スマホなど使う予定のものを中に入れたままだと気づき、改めてお金を払った経験はありませんか? そんな失敗がなくなるコインロッカーがある、とネット上で話題になっています。扉の部分に、鍵穴付きの小さな扉がもう一つ付いていて、改めて料金を払うことなく小物を何度でも出し入れできるのです。その名も「サービスドア」。開発したメーカーに話を聞きました。

当方はコインロッカーを使う機会は滅多になく、あるとしても健康診断や病院での精密検査の時ぐらい。その時でも、やはり一度閉めた後に「しまった、アレを出しておかなきゃ」と気が付いて、開け閉めを繰り返すことはある。病院などのロッカーは無料だけど、手間がかかることに違いは無く(場合によっては無料の仕組みのためのコインを再度受取りにいかなきゃならない)、これが普通の、有料のロッカーだとしたら......と思うと、今件の「サービスドア」の発想はスペシャルありがたい。

詳しい開発プロセスなどは元記事を参照。当然、普通のロッカーと比べれば初期導入コストはかかるし、運用時のリスクも大きい(稼働部分が多ければそれだけメンテが大変になる)。とはいえ、それらの負担をカバーしてなおあまりある便益を利用者にもたらし、リピーターにつながり、稼働率が上がれば、運用側にも便益は大きい。賃貸住宅でネットやエアコンを整備するようなもの。

水洗トイレの浄水タンクの補充に使う水で手を洗えるようにする仕組みとか、ちょっとした工夫、コロンブスの卵的な発想が体現化され、ちまたで使われているところを見ると、なんだかとっても嬉しくなるし、感心もさせられる。今件もその一つとなりそうだ。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月10日 08:02に書いた記事です。

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