買い物などで自動車内に子供を残すのはハイリスク

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JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 矢代隆義)は、夏の気温が上昇するシーズンを迎え、子どもなどの熱中症事故予防を呼びかけています。


昨年2015年8月1日~8月31日の1ヶ月間、JAFが出動した「キー閉じ込み」の救援のうち、子どもが車内に残されたままであったケースは全国で236件ありました。このうち、緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどして車内の子どもを救出したケースが6件ありました。現場での聞き取り調査によると、その原因は「子どもが誤ってロックを操作した」というものが多く、「電子キーの電池切れ」によるものもありました。


例えカバーをかけていても日中の日差しにさらされた自動車内の暑さがえらいことになるってのは、自動車の利用者ならばすでに多分に体験済みなはず。他方、買い物やパチンコなどで自動車を留めて離れる際に、同乗している子供を置いてしまう事例は少なくない。エアコンをかけているから大丈夫、時間はさほどかからないし、子供が寝ているので起こすのもかわいそうだしなど、色々と理由はあるのだろうけど、リスクが桁違いに底上げされるのは言うまでもない。

ある程度成長した子供であっても、トラブルで開けられなくなったり、さらには保護者が「勝手に開けたり外に出ないように」と注意しているので出られないとするケースも想定される。子供にとって保護者は神様と同じであって、言うことを聞かないと後で何をされるか分からないとなれば、自分に危機が及んでも保護者の命令を優先する場合はありうる。

また指摘の通り、車内の温度上昇に伴う熱中症などのリスクは子供に限らない。ペットや高齢者、その他病気などで体力が落ちている、抵抗力が減退している人も同じ。自動車で買い物などに出かける機会がある人は、十分に注意しよう。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月14日 06:08に書いた記事です。

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