メールの誤字は送信した瞬間に気づくし,文書の誤字は印刷した瞬間に気づくし,ツイートの誤字は投稿した瞬間に気づく,この法則を外挿すると人生の過ちは死ぬ瞬間に気づくことになる
— yuki (@15yukit) 2016年7月19日
パソコン上で打ち込んでいた文章の画面からのチェックでは何の問題も無かったはずなのに、プリントアウトして読み直すと、間違いに気が付くことがある。これは目を通す媒体の違いによる脳内の処理の仕方に差異があるからだ......的な話は以前触れた記憶もあるのだけど。それと似たような話で、環境なり意気込みなりが変わった瞬間に、ふとしたミスに気が付く事ってのはよくある話。印刷した時に誤字に気が付くってのはまだ何とかなるけれど、送信後のメールの誤字とか、ツイート後の誤字ってのは取り返しがつかないからタチが悪い(まぁツイートの場合は消して再送信すればいいんだけど)。
この論理で考えると、「人生の過ちは死ぬ瞬間に気づくことになる」ってのもあながち間違っていない気がする。当方はまだ死んだ経験が無いので(当たり前だ)これが確かなものか否かの確認は取れないのだけど、物語などの描写ではよくあるし、死期が近づいた人の語りとしては実際にも結構見聞きするパターン。
......となると、よく言われる「走馬灯」ってのはこれの一種なのかなあ、という気がする。もっとも厳密には死んでから気が付くことになるので、それができるのか否かは分からないけれど、死が確実であると認識した時に、これまでのあれこれがよみがえり、過ちを多分に思い起こすってのは、考え方としては間違っていない。夢も何もあったものではないけれど。
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