「生活意識が悪化した、苦しくなった」と一部界隈が大騒ぎなされた、国民生活基礎調査の生活意識項目ですが、今年は同じ界隈からまったく言及がないのを不思議に思っていましたけれど、その理由が分かりました。前年比で随分と改善されていたからなのですね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年7月20日
現在本家サイトでもりもり精査更新中の国民生活基礎調査。昨年の今頃は同調査の最新結果発表直後から、生活意識がもりもり減退したということで各報道や界隈が大きくお騒ぎになられて、その実態を確認したら消費税率引上げの3か月後に実施したものだから有意に下がるのは仕方ないよね、それをそのままダイレクトに数年間に渡る政策や政府批判につなげると、これまでの動向とか今後の動きで説明がつかなくなるよとは思ったのだけど、説明そのものをしないとは予想外。
今回発表された分の詳細は【約6割が「厳しい」意識...生活意識の変化をグラフ化してみる(2016年)(最新)】にある通り。年一の調査だから調査前に何が起きたかで単年の動きは随分と影響を受けるのだよね。それに似たような動きは震災時にも生じているので、中長期的に見ればイレギュラーの領域を出ていない。案の定、今回分は前回と比べて随分と戻っている。年間所得などの数字も良い値が出ている。
けど、昨年騒がれた界隈は随分と静かなもの。一般報道もほぼ黙っている。不思議な話ではある。まぁ、この辺りは本家サイトで逐次伝えているし、今後ヤフーの方でもちょいと指摘も兼ねて解説していく予定。
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