今、任天堂とナイアンテックの元には、「ARコンテンツを出すとまずい場所」と「ARコンテンツを出すと効果的な場所」の情報が世界レベルで集まってるわけだよな。
— QED (@qed223) 2016年7月26日
この情報をほぼ独占してるって、これからの相当なジャンルのビジネスに影響すると思うんだが、どう展開してくのかねえ...
これはアマゾンや楽天、YouTube、ヤフーなどのポータル系サービスを提供しているところ、ちょいと領域は狭くなるけれどインターネットテレビを展開しているところも同じようなアドバンテージがある。......というか、利用性向を数量的なデータとして取得して、イメージ的な、感覚的なものではなく、具体的にそれを精査出来るのだから、これほど強いものは無い。需要は山ほどあるし、今後も増加するに違いないし、さらには需要をかきたてるサービスを創ったって良い訳だ。具体的にどのような使い方が出来るかとか、利用規定上どこまでこのデータを使いこなせるかはまた別の問題ではあるのだけど。
今件はいわばビッグデータの一つ。ただ、それを上手く使いこなせるか否かは結局のところ、関わる人次第となる。名産品でも料理人がスットコだと不味い料理しかできない、さらには消し炭となってしまうのと同じ。ビッグデータを用いてもアレな結果しか導き出せない事例も多々あるのを見れば、それはすぐにわかるはず。
要はこのようなデータを取得するのが第一ではあるのだけど、同時にいかに優れた、センスある「使い手」を生み出し、見出し、育てていくかも大切になる。化石を採掘しても、それをクリーニングして分別できる専門家がいなければ、単なる変な石と処理されてしまったり、漢方の一種として粉薬になってしまう。加えて、センスある人が発想したアイディアを活かせる技術も必要だね。
まぁ、「ポケモンGO」に限っても、結局のところはイングレスがベースになっているわけだから、イングレスのデータをうまく活用した事例とも表現できるんだよなあ......。
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