食事と睡眠、減酒、運動、そしてエアコン......健康は身近なところにヒントあり

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某週刊誌で連載に近い形で薬は飲むな医者にかかるな的な話が掲載されていたり、一定期間ごとに現状の医療体系を無視した方が良い的な話があったりする。現在も某漫画誌に例の「医者を見たら」云々は連載中だしねえ。

以前誰かが「日本の医療、特に高齢者向けのサポートは、人手ではなく医薬品にリソースが多分に注力されているので、薬代が高くなるし、人的な面への金銭的サポートがおろそかになる。さらには活かされている状態になるので高齢者への負担がより大きなものとなる」と指摘していたけど、あながち間違っていない気がする。薬があれば何とでもなる、的な薬信奉ってのがあるのかなあ、と。

で、薬への過信が結局のところ、日常生活において無茶をしても薬で穴埋めできるはずだという過信につながり、自我、欲望が過剰のものとなってしまう。まぁ、ワガママの対価を薬代で、って感じだ。

指摘の通り、暴飲暴食を止め、減塩・減煙し、運動を適度に行い、そして十分に寝る。これを継続するだけで、ずいぶんと薬は要らないなる。つまり健康になれる。自分の楽しみが減ったり、自由時間が減るかもしれないけど(寝ている間はそれしかできないからね)、日常生活そのもの快適さをプラスマイナスで考えたら、絶対にプラスに働く。水木御大の「しっかり寝ないとダメだ」的な教訓がまさにそれ。

その意味では、十分な睡眠時間が取れるだけの余裕が得られる、景況感の底上げ、景気の良さってのは、健康に良いことに違いは無い。「景気対策はマクロでできる健康改善策」ってのは言い得て妙。

ちなみにこれら列挙したことに関して「民間療法だ」と反発する人もいるかもしれないけど、全然別物。健康上の常識。


夏に限ればクーラーも百薬の長的な存在となる。昔はエアコンなど無かった、と主張する人もいるだろうけど、昔は昔、今は今。平均気温は上がっているし、エアコン利用を拒否、いやがる人が住んでいる都市部ほど、昔との気温差は大きい。それに先日も触れたけど、病弱者や高齢者は体温の調整や感覚の観点で健常者と比べるとぶれがあり、自分が気が付いていなくても体がアラート状態にあるってのは良くある話。例えるなら、「酔ってない」とヨッパライが主張するようなもの。

無理せずに エアコンスイッチ 入れましょう。 これ、大切よ。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月31日 07:42に書いた記事です。

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