ニフティ、個人などのホームページ14万件が1カ月後に自動消滅、サービス終了の「@homepage」、8割以上が放置されたまま -INTERNET Watch https://t.co/DWsTADftsF @internet_watchさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年8月29日
元記事にある通り今年1月にサービスの終了が公知され、その後ほぼ同機能を維持できる新サービスの提供もなされ、そちらへの移行を促しながら、現サービスそのものは9月末に終了する「@homepage(アット・ホームページ)」。終了ってのは更新ができなくなるのではなく、利用しているウェブサイトそのものがすべて消えてしまうってこと。
今後データは一部変化すると思うのだけど、現時点で新サービスに移行したのは1割。閉鎖したのは6%。残りの8割強はそのまままだ反応は無し。作った本人が忘れているのか、何らかの形でアクセスできない状態が継続しているのか(入院とか死亡とか)、あるいは「元々手をかけていなかったしこの機会に合わせてオシマイにしちゃっていいや」と放置しているのか。いずれにしても9月末までには、10万件以上ものウェブサイトがこの世から消えてなくなる事になる。
一部はアーカイブサービスや転送・引用などでその面影を残すだろうけど、原本すら残らない状態では資料性は低くなる。具体的にどのようなサイトが無くなるのか、それを確かめるすべはないだろうけど、恐らくは多分に、資料価値が少なからずあるはずのサイトも消えてしまうのだろう。
物理的な資料は経年劣化が著しい、デジタルデータなら永遠に残る。それが通説ではあるのだけど、今件のような話を聞くたびに、「要は消えるプロセスが異なるだけで、物理だろうとデジタルだろうと、情報や資料は消える時には消えてしまうものなのだな」と再認識させられる次第ではある。
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