日本でもついにアマゾンキンドルの「読み放題サービス」が始まった

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通販大手のアマゾンジャパンは3日、定額で電子書籍が読み放題になるサービス「キンドル・アンリミテッド」を始めた。月額980円で、12万冊以上の国内の書籍やコミック、240誌以上の雑誌、120万冊以上の洋書が読み放題になる。同様のサービスは米国などで既に展開されており、日本は12カ国目。


国内の出版社は講談社、小学館などの大手をはじめ数百社が参加。読める作家の数は数万人に上るという。1度に利用できる上限は10冊まで。単品の電子書籍販売も並行して行う。


数か月前に「そろそろ日本でも始まるよ」的な第一報があったためインパクトは多少薄れているものの、日本の書籍全体、電子書籍、コンテンツビジネス界隈において、小さからぬ動きには違いない。まぁぶっちゃけると「読み放題」との観点のみで考えれば無料のウェブコミックと同じようなものとの認識もできるし、本文やリリースの説明にもある通り、ちょいと時間が経ったものとか、シリーズ物の第一巻のみってのも結構多い。例えるなら図書館とか、銀行やお医者さん、床屋さんの蔵書コーナーみたいなもの。あるいはマンガ喫茶?

音楽データ部門ではこの類の「一杯用意したから好きなだけチェックしてね。御代は変わらないよ」的なバイキング方式......と表現すべきかはちょいと悩むけど、ともあれこのタイプのが急成長しているけれど、書籍の場合はどうなるのかな。

試し読み的な観点ではすでに普通の電子書籍でも行われているので、むしろ昔の名作の掘り起こしに使われる可能性が高い気がする。その観点ではむしろマンガ図書館Zが近しいのかもしれないし、色々と今後動きが出てくる気はする。

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このページは、不破雷蔵が2016年8月 3日 06:43に書いた記事です。

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