「グラフの見せ方のポイント」とあるけれど、それって「都合の良い見せ方」だよねえ

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先日ツイッター上で回覧されてきた、プレゼンテーション用のグラフの創り方的な教本とされている本のお話。違うルールで云々とのフォローはあるけれど、まぁこの類のは「不法」ではないけれど「不当」「不正」の類なんだよなあという感は否めない。

ここにある「資料」ってのは状況を正しく的確に把握してもらうものでは無く、創り手側が相手に都合よく認識してもらうための素材でしかない。プレゼンはそもそもそういうものだし、手品師が観客にタネを明かすような手品を見せてどうするのよ、的な反論もあるのだろうし、コンサルの類が元々そのような存在であるとするのなら、それはそれで一つの考えではあるのだけど。


万が一ってこともあるし、昔の本かもしれないなあと思って確認したら、実在する最近の本だった。

ぶっちゃけるとこの類の手法で創られた資料ってのは、元より相手に自分の主張したい点を必要以上に強調する、手品の手法ならばミスディレクション的なもの。プレゼンをしている時にはごまかせるかもしれないけれど、後になってこの部分を追求される可能性は否定できないし、さらにその隙をプレゼンの最中につかれて思いっきり突っ込まれて、不審がられたらどうするのだろう、的な感はある。また逆に、だまされるようなレベルの観客なら、どのみちどのような資料でも容易にだまされることになる。

まぁ、この類の資料といえばここでも何度か取り上げているけれど、武田教授の「一部抽出グラフ」(【専門家曰く「男性の喫煙率が下がった結果、肺がんで亡くなる人がぐんぐん増加しています」。で、その専門家って誰よ? で始まる「また武田邦彦氏か」的な顛末】)とか、ソフトバンクとISEPが手を組んで当時の政府をだまくらかした、太陽光発電周りの資料(

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このページは、不破雷蔵が2016年8月 4日 06:52に書いた記事です。

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