恵方巻きあたりにはパンだのロールケーキだのとアレンジ商品出しまくってくるのに何故土用の丑の日だけウナギから一歩も外に出られないのかすごい謎。えっ伝統?たかが江戸時代のセールストークですよね?(西から目線)w
— なすもく(沈) (@nasumoku) 2016年8月2日
先日今年の分が終わった、土用の丑の日のうなぎ周りの話。指摘されて、ああそういえば確かにその通りだ、なんでだろうってことで、覚え書き。
もとより恵方巻きを食べるって慣習自身もごく一部の地域で行われていたものだったのに、コンビニやらスーパーやらが消費底上げのためにアッピールしまくった感は強い。で、恵方巻きもごく普通のシンプルなものだと売り上げが限定されるので、色々とバリエーションを設けてゴージャスなものにしたり、お菓子やらパンやら何やらと多方面に展開している。むしろ本家の恵方巻き以上に大プッシュ状態。
にも関わらず、土用の丑の日のうなぎに関しては、相変わらずうなぎがメインのまま。確かに各社ともちょいとばかりずつうなぎ関連、アレンジ物は出しているのだけれど、恵方巻きと比べたら大違い。
まぁぶっちゃけると、恵方巻きが何でアレンジ物が多いかってところ辺りを考えるとよくわかる。要は客単価を上げるもの、マージンの大きいものの方をより強く売りたいってことなんだろう。表向きは「うなぎを食べたい人がいるから」って主張をひるがえす事はないのだろうけど、指摘されている通り伝統云々としては随分と怪しいものがあるし、そもそも昔のプロモによるものなんだから、むしろ旧態依然のものではとの指摘も受けて当然。さらに、「うまいうなぎを食べたい」のなら旬がずれているでゲームオーバー。
先日食したクロワッサン蒲焼とか結構健闘してるのだけど、やはり単価の違いとか、「伝統」に縛られてしまった人が多いのだろうなあ。コンビニやスーパー、牛丼チェーン店が一斉に代替品に切り替えれば、そのしがらみはスパンと解き放つことができるような気もするのだけど。
代替品にシフトしよう、うなぎそのものを一斉に食べるのはセーブしよう、禁止しよう的な話になると「うなぎを食べる文化を守るため」とかいう反論もあるかもしれない。でもそれには「その文化を食いつぶそうとする輩が何を言うか」的なツッコミしかできないのだよね。文化文化というあたりは、ちょいと前の新聞界隈で見かけた気もするので強烈なデジャブ感もあるけれど、ならばうなぎ専門店以外でのうなぎ販売に重税をかけるようにすれば(許可制にする。許可を出すのは年間総売り上げの一定率以上がうなぎ関連商品。さらに実態を伴っている)、逆に専門店での売り上げが伸びて、一層文化を守れるような気もするのだけど。
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