相模原45人殺傷事件「容疑者の母」は血まみれホラー漫画家(女性自身) - Yahoo!ニュース https://t.co/t0HkLWWxN7 #Yahooニュース 容疑者の父親は小学校教師だが、全く話題にされず、母親は漫画家だから因果関係があるかのような報道。これが差別です。
— 鐘の音@夏コミ落ちました (@kanenooto7248) 2016年8月3日
元々のネタが写真系雑誌のFLASHで、そこが女性自身に転用される的な形となり、その話がさらにウェブに掲載され、その記事がヤフーニュースに転送されて権威づけられ、ちょいとした騒ぎになっている件。例の神奈川の某重大事件に絡み、イレギュラー的な存在による粗暴事件でしかないにも関わらず、それを社会の何らかにかこつけたり紐付けてことさらに騒ぎ、紐つけた対象の叩きに使おうとしている香りがシュールストレミングレベルで漂ってくるのだけど。
なかなかそのターゲットとなる対象が見つからず、ようやく容疑者の母親がホラー系漫画家だったからと、猫まっしぐら的な状態での記事展開となっている。まぁ、書き手側・雑誌社側としては、直接関係しているとは書いてないから俺様無罪、といった形で主張するのだろうけど、それが通るのなら同じようなことを他媒体やネット界隈でもやり放題となる......というか常識的に考える思考力を身に着けようよ。
「容疑者の母親はホラーマンガ家」なんて物語には、もう皆騙されないことくらい、実は送り手の側もすっかり気付いているのに、でも、こういう物語に頼らざるを得ないことを、ひとことで「劣化」と言います。スマホやネットに時間を奪われているなんて、自分たちの衰えの言い訳でしかない。
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2016年8月3日
イケメンだっておかしくなるし、リア充だってオタクだっておかしくなるヤツはいる。つーか、これ「理由が解明できたら、それってノーベル賞モノ」って話でしょう...。ホラーマンガって卑近すぎやしませんか? そもそもホラーマンガ家はみんな頭おかしいとでも言いたいの? 無理筋もたいがい...
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2016年8月3日
「容疑者の母親はホラーマンガ家」という言説は、優生保護思想に繋がる話であり、言い出したマスコミは、容疑者を論難できないのではないか?
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2016年8月3日
本当に蛇足だが、「容疑者の母親のホラーマンガ家」の記事は<昨日発売>の「FLASH」に掲載されているのだが、昨日は全く話題にならず、ニュースサイトに掲載されて初めて話題になって炎上していることの意味を、光文社は真剣に考えた方がいいと思う(主にビジネス面)。
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2016年8月3日
親がこうだから子供も残客行為に走る云々ってのは、多分に連動性が無いのは分かり切った話ではあるのだけど、テンプレとしては容易だし、信じ込んでしまう人も少なからずいる。でもそれは確からしさの観点ではバツ印がつけられるレベルではあるし、それを記事にしてしまう書き手、報道は言葉通り「劣化」でしかない。そしてさらに指摘の通り、今件の記事内における伝え方は「優生保護思想」にも容易に結びつくものであり、非常にデンジャーなものにも違いなく。
この辺り、報道界隈はどのように考えているのかねえ...他の事など知ったこっちゃない、「私達は正義」の内なる思いが充足されれば、そして懐が温まればそれで良いというものならば、報道が有している様々な特典の類は、すべて剥奪されても文句はいえないのだけどねえ。
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