国の借金1053兆円=1人当たり830万円―6月末(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/y7gurNrLbm #Yahooニュース
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年8月10日
国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(平成28年6月末現在)(財務省) https://t.co/jaLV9swYoZ pic.twitter.com/QbBpXkggta
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というわけで先日財務省から最新データとなる2016年6月末の「国債及び借入金現在高」が発表された。本家サイトで逐次精査している家計レベルの貯蓄や国債の詳細データに関してはもう半か月ぐらい後になりそうなので、更新もそれが確認できてから。
それはともかく。この発表があるたびに報道界隈で使われるのが、国債発行額などを「国の借金」「国民一人当たり」と表現する事。その方が危機感を煽りやすいし、分かりやすい説明だと思っているのかもしれないけれど、これって「分かりやすいが正しいとは限らない」の典型的な事例。
参考・今年6月の記事 再び確認、日銀の動向と日本の国債と https://t.co/WkzBd99Tdd
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「国の借金」という言葉を使う界隈はフラグを立て、中身を精査する必要がありますね。理解した上での使用なら良いのですが。国民一人当たり云々と続いたらアウトです。
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最近では日銀が国債を購入する割合が増え、一部専門家は懸念の声を挙げていますが、日銀が得た利益(国債の利息)のうち経費や税金を支払った後の剰余金は、準備金や出資者への配当に充当されるものを除き、国民の財産として、国庫に納付されます。さらに政府は日銀の株式を55%保有し、相応の配当も受け取れるのです。
国債の発行高=政府の借金を国民ひとりひとりの借金として説明するのはミスリードにもほどがある。記事タイトルなどにもある通り、書き手の頭が悪いのか、あるいは分かった上であおっているのか、どちらかしかない。
まぁ結局のところ、このたぐいの話は事あるたびにツッコミをいれていくしかないんだろうな。
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