定時退社凄い......。家事雑事を一通りこなし、溜まっていた書類仕事を終え、艦これのデイリーを消化し、ジャンプを読み、アニメを3本見て、新デッキの構築をした上で7時間睡眠を確保できる......これが一部の特権階級のみに許された健康で文化的な生活......
— しろは (@shiroha08) 2016年8月8日
直前の【「若者は定時で帰る」となじるコンサル】に連なるお話。時系列としてはこちらが先だけどね。勤務場所や就業形態などにもよるけれど、定時退社ができれば大体6時から7時ぐらいには帰宅できる。少し前のドラマや小説、漫画などを調べて見返すと、この生活習慣がごく当たり前のものであり、残業などは滅多になく、イレギュラー的な生活様式であるかのような描写がなされている。何の予備知識も無く、昔のサラリーマンの一日と、今のそれとを比較検証させたら、今の方を指して「こちらの方が時代は前。技術が遅れていて人はより長時間働かざるを得なかったから」と指摘されてしまいかねない。
人の趣味趣向はそれぞれだけど、社で束縛される時間が定時であり、その後、個々の自由な時間が十分確保されることで、多様な消費が発生し、健康状態が維持され、恐らくは心理的にも安定感が底上げされる。
そう、定時退勤でも十分食べていける基本給+定時退勤こそが「日本の若者にお金を使ってもらう手段」 RT @asahiya_WWer 消費する物理的余裕が、そこにはある
— KGN (@KGN_works) 2016年8月9日
まさにその通りで、定時退勤で普通に生活できるレベルの給与体系を提供することこそが、恐らくは日本のさまざまな問題を解決する一番の特効薬になるはず。特に若年層周りは、この傾向が強いはず。
かなり古いけど内閣府の報告。一番下の方に有給休暇の消化で個人消費が活発になるって話が載ってるのだが、https://t.co/7V7V6solCG
— Nirone (@Via_Nirone7) 2016年8月10日
「消化されていない有給の残日数は日本全体で合計するとのべ4億5千万日程度」
という記述に、なんか元気玉みたいな凄みを感じた。
日本には4億5000万日の有給休暇が使われずに残されているのか...4億5000万日...
— Nirone (@Via_Nirone7) 2016年8月10日
ちなみにこれを全部消化し、1人あたり1日1000円を休日に使うだけでGDPの約0.1%の個人消費が発生するそうです。消費が増えればそれに応える会社も増えて雇用も増えてみんなハッピー。レッツ年休!
「世界26ヶ国 有給休暇・国際比較調査2015」 日本の有休消化率 2年連続 世界ワースト2位! https://t.co/XsXDeKuQAt @PRTIMES_JPさんから 2015/12 pic.twitter.com/h2YgDBX7KY
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年8月10日
定時退勤と同様の問題点が有給休暇。内閣府の報告書に関しては最新のものが見つからず、指摘されているのが一番新しいってことになったのだけど、民間調査会社の調査結果を併記しておくのでそちらも確認のこと。先の記事の「倍勤マン」の話じゃないけど、しがらみが悪用されて残業をなかば強要されたり、有給休暇を消費し難くなっていたりする。この辺りのルールの厳格化、守っていない界隈に対する罰則の強化を果たすことで、二次的、三次的効果が波及するはずなんだけどね。
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