「定時退社」のすさまじいパワーと、実はこれが当たり前でこのパワーがさまざまな活力になるのだなあという実感

| コメント(0)


直前の【「若者は定時で帰る」となじるコンサル】に連なるお話。時系列としてはこちらが先だけどね。勤務場所や就業形態などにもよるけれど、定時退社ができれば大体6時から7時ぐらいには帰宅できる。少し前のドラマや小説、漫画などを調べて見返すと、この生活習慣がごく当たり前のものであり、残業などは滅多になく、イレギュラー的な生活様式であるかのような描写がなされている。何の予備知識も無く、昔のサラリーマンの一日と、今のそれとを比較検証させたら、今の方を指して「こちらの方が時代は前。技術が遅れていて人はより長時間働かざるを得なかったから」と指摘されてしまいかねない。

人の趣味趣向はそれぞれだけど、社で束縛される時間が定時であり、その後、個々の自由な時間が十分確保されることで、多様な消費が発生し、健康状態が維持され、恐らくは心理的にも安定感が底上げされる。


まさにその通りで、定時退勤で普通に生活できるレベルの給与体系を提供することこそが、恐らくは日本のさまざまな問題を解決する一番の特効薬になるはず。特に若年層周りは、この傾向が強いはず。


定時退勤と同様の問題点が有給休暇。内閣府の報告書に関しては最新のものが見つからず、指摘されているのが一番新しいってことになったのだけど、民間調査会社の調査結果を併記しておくのでそちらも確認のこと。先の記事の「倍勤マン」の話じゃないけど、しがらみが悪用されて残業をなかば強要されたり、有給休暇を消費し難くなっていたりする。この辺りのルールの厳格化、守っていない界隈に対する罰則の強化を果たすことで、二次的、三次的効果が波及するはずなんだけどね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年8月11日 07:33に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「若者は定時で帰る」となじるコンサル」です。

次の記事は「公園ってそういえばいつの間にか静かな広場になった感じ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30