前にも書きましたけど、もう一度。
— KGN (@KGN_works) 2016年8月14日
「子供の『だいじょうぶ~!』はちっとも大丈夫じゃないよ」。
体力が尽き、水を飲む気力が無くなるレベルまで遊び倒すので、大人が適宜、休憩を入れてあげてください。
今日はまだ外で遊ばせる人もいると思うので。
これは実のところ大人に対しても似たようなことがいえるお話ではあるのだけど、子供の場合は特にということで。熱中症発症が懸念される昨今では、子供のはしゃぎ具合を見て、大丈夫かなと子供に聞くと、大抵の場合は「大丈夫」との返事をする。ダメっていう反応を示すこと自体おかしな感じもするけれど(ダメって分かっているのなら自分で何か対応をする......はず)。
子供の場合は自分のリミッターが分からない、加減を知らない場合が多く、言葉通り失速するように倒れてしまうこともある。人間や猫の子供がご飯を食べている時に、急に電池が切れたかのように眠ってしまう映像を時折見かけるけれど、あれも結局のところ自分の体の限界を把握しきれていないのが原因だったりする。
外遊びが出来るぐらいに成長しているのだから、休みも自分でしっかりと取るはずでしょと甘く見ているとエライ事になる。例えるなら、ヒットポイントの上限も現在値も分からずに冒険の旅に出ているようなもの。あるいはヨッパライの「俺は酔っていない」と同じ。
「まだ遊びたい」と脹れっ面出来る元気があるうちに、涼しいところで休憩させて、飲み物を取らせてあげてください。
— KGN (@KGN_works) 2016年8月14日
この時期は保護者の方のお休みで外遊びに連れて行ってもらうお子さんもおられるので、救急外来での対応も増えるんですよね。
来れば診るけど、来ずに済むのが一番です。
「高熱が出てぐったりしてて、水も飲まない...」と親御さんが気を揉んでるのも時々ある光景。
— KGN (@KGN_works) 2016年8月14日
若い親御さんにとってもストレスフルな体験になってしまうので、「子供は文字通り倒れるまで遊ぶから、大人が途中で休憩を取らせてください」。
知らないとつい、遊ばせちゃうだろうしね。
子供の予備力のなさって凄いですわ...
— KGN (@KGN_works) 2016年8月14日
で、若い親御さんだとそんなの知らない人もいるのですよね。おろおろしてるご両親も気の毒です。RT @a_iijimaa1 「まだ寝ない?、眠くないもん!」と言って1分後に撃沈、ですものね。「だいじょうぶ?!」で大丈夫なわけもなく
子供にしてみればできるだけ長く遊んでいたい、せっかくのノリノリ状態なのに水を差す様なことはされたくないってのも多分にある。でもそれで体を壊してしまっては何の意味も無い。自分の予備が分からない、上限を把握できないってのは高齢者も同じなんだけどね。
@nekoguruma 熱中症は自覚症状が現れた時にはもうやばいし、熱中症はたったの十分かそこらでも発症する危険な病気だ。
— 地方妖怪 PGERA (@PGERA_RX) 2016年8月14日
故に気をつけないと危ない。暑い日の外出は避けるのはベスト。昼間は特にね。
後はエアコンは積極的に使おう。死ねる
また、当方も昨日、室内でのお掃除の際にヤバみを感じたのだけど、普通の大人ですら、その辺のリミットを把握しきれていない、つい油断してしまうこともある。起き掛けの「あと5分」「もう5分」と同じ、と表現すれば分かりやすいかな。そして熱中症は、自覚症状が出た時にはもうまずいってのはその通り。症状が生じる前に対策を打つ。
個人的には今年の夏の暑さは峠を越したかなあ、あってもあと1、2回スペシャル暑い時があるくらいかなという感はあるのだけど(台風が来ているのも幸いしたかな)、それでも熱中症リスクはまだまだ結構高い。油断をせず、自分の、そして周囲の人の体調には十分注意しよう。
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