「わざと相手を怒らせて本心を聞き出す」報道テクニックが、結局のところは弱いものイジメである証拠

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先行する記事やここ数日来取り上げている、報道界隈の「相手を怒らせて『本音』なるものを語らせる」メソッド。指摘されてみると、これほどおかしな方法論は無く、なぜこれまで是としていたのか、本当に不思議でならない。自分の意図しない状況下で口から出たモノが本音であるのなら、寝言も本音になるのだろうし、第一本音は一つじゃないし。

その一方、報道サイドにおける、ドヤ顔的な形で語られるこのテクニック。実のところは多分に、自分達が取材する高いポジションにあり、反論などしようものならやりたい放題書かれて世論誘導されるのは見に見えているので(先の某氏に関する「取材費三万円」が良い例だね)、弱い者いじめ的な、せっかんのような性質があるってのが判断できるのが、今回の指摘。

「わざと相手を怒らせて本心を聞き出す」のが本音を引き出すテクニックなら、なぜ今回年末解散を決めたSMAPやジャニーズ事務所に同じようなことをしないのだろう。先の解散宣言やその後のさらし者的な「ごめんなさい」報道の時もしかり。あるいはプロ野球の賭博問題における上層部への話とか。

結局は、殴り返されない相手だと分かった上で「わざと相手を怒らせて本心を聞き出す」ってことなんだろうな。所詮はそういうレベルのものなのだろう。

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このページは、不破雷蔵が2016年8月15日 07:22に書いた記事です。

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