子供の歩行中の事故(交通事故総合分析センター) https://t.co/BFjRziZHIJ pic.twitter.com/04LCKrcxUW
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年8月16日
これはさきほど本家サイトで【子供の飛び出し事故の実情をグラフ化してみる(2016年)(最新)】にて掲載した案件を精査していた時に見つけた資料。歩行中の交通事故による死傷者数を年齢階層別に仕切り分けしたグラフなんだけど、高齢者がやや高めになるのは納得ができるとして、7歳で有意に大きな上昇を示しているのが目に留まる。これってイレギュラー......だったらわざわざレポート化はされない。7歳だけの特異な事故になる病気でもあるのだろうか。
この部分の仮説にはなるほど感。小学校に上がって行動領域が広がるとリスクも底上げ。そこで経験によって危ない状況を体感させる。予防接種みたいなものですね。 pic.twitter.com/EXWDq9Hnfw
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年8月16日
で、当然事故データからだけではその実態を確定できないので、あくまでも推測ということで報告書では語られているんだけど、その説明にああなるほど感。
7歳は小学校入学時。小学校に通う機会そのもので事故が増加するのなら、8歳も9歳も増えたままであるはずなのに、実際はそうではなく、あくまでも7歳の時のみ。となると、小学校に入る事で行動領域が拡大し、歩く機会も増え、さまざまな交通事故のリスクに直面する機会も増えた際に、それが体現化したと見れば、道理は通る。そしてそのリスク拡大に際し、経験を積んで対応を覚えることで、8歳以降は事故の実体化も減っていく、と。
そして提案として「小学校に入って突然移動範囲が広まり、知らない対応の場面に多数遭遇して事故リスクが高まるらしいから、小学校に入る前に何らかの形で、保護者が子供に付き添って小学校に入ってからの行動領域を歩き回り、事故の危険性を教え説くのが良い」としている。小学校に入ってからでは遅い、入る前にということ。
これ、結構重要な提案かもしれない。同時に新しい需要が生まれそう。短期交通塾とかいうのもできそうな気がするし、あるいは自治体でそのような講習を遠足みたいな形で実施するのもよいかもしれないね。
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