夏の高校野球が旧態依然で利権化しているので、そろそろ抜本的な改革のメスを入れた方が良い

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先日某高校の吹奏楽部がコンテストへの参加を諦めて同高校の応援に参加した件で、一部報道では美談のように伝えられていたのだけど、実のところは大いに違っており、なんか色々ともやもやしたものがある中での話。

そもそも春の高校野球と合わせ、長期的な休みがある中での野球大会をというのが大本の主旨ではあるのだけど、春はともかく夏に関しては、昔と違って気温が上昇して健康被害の面でも非常に問題が積み増しされている。この類の話って、本来主催の朝日新聞社こそが、検証をしなきゃいけないのだけど......というかよくやるテーマのはずなのだけど、色々と権威やらお稼ぎどころでもあるからなのか、とんと動きが見られない。

壮齢層以上の人は伝統が云々というけれど、弊害と突き合わせて現状維持が正解なのか、それとも状況改善を目指すべきなのか。汗だくで倒れそうな環境の中で、球児が汗水たらして活躍する場を観たい、見せたいというのが思惑ならば、それはちょっと違うよね、的な。


本人たちは自発的にとか、色々と現状からのシフトを頑なに拒否するだろうけど、ドーム球場の新設とか東京ドームでの運用などはともかく、指摘されている通り例えば北海道で実施すれば、健康被害の面は随分と解消されるはず。日程の問題とか強要感とか、経費の問題なとばまだ残っているけれど。「汗水たらして試合をすることこそが」と言い出したら、それこそ軍国主義的な発想だとか、例の組み体操におけるピラミッド問題となんら変わりは無い。


まさに。ブラックな体質を強要していると指摘されても、否定は出来ない気がするのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2016年8月18日 06:55に書いた記事です。

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