今の人たちって「土管」の使い方を知っているだろうか

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先日リオのオリンピックの閉会式で安倍総理がスーパーマリオブラザーズ的な土管の中から登場して色々と注目された件。その一方で、こんな疑問を指摘する人もいて、ああそれは確かにという感じが。

建設などに興味を持っていたり、結構細かいスケールのシミュレーションゲームを楽しんでいる人には、あれが地下に埋めて下水などを通すための管であり、自分達の足元に山ほどあるってことは理解できているはずなのだけど、多くの人にはゲーム以外で見たことがないって感じなのだろう。ああ、「鈴木義司の家」ってのは昔のテレビ番組「お笑いマンガ道場」でネタになった、鈴木義司先生が住んでいるとされた場所が土管の中だったという話。ただしそれは地中に埋められた状態では無く、一時的に空き地などに配されていた場でのこと。


今では工事現場はフェンスで囲うことも多くなったし、空き地に土管や木材のような工事用品を置いておくと、子供が遊んで危ないとか盗難にあう可能性が高くなるとかで、あまり見かけなくなった。土管などの建設機材は建設中の場の中でなら、相変わらず山積みされているのだろう。

最近のドラえもんでその描写があるかは確認できていないけど、近所の空き地に余った、あるいは工事に使う予定の土管が一時的に配してあり、そこを椅子代わりにしたりステージのようにして使うってシーンは結構あったはす。ドラえもんに限らず、空き地の土管は、少なくとも以前は一つのアクセントであり、遊具的なものだった。中に入ってトンネルごっことか、要塞的な遊びとかね。

でも今はそのような機会はあまりない。なので、土管といえばゲームに出てくるワープトンネル的なイメージが強くなっている、かもしれない。まあ、土管そのものが無くなったわけではないのだけど、これも環境の変化に伴う一種の世代間ギャップなのかもしれないな。

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このページは、不破雷蔵が2016年8月24日 07:40に書いた記事です。

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