痴漢対策はまず逃げろ、とにかく逃げろ、ひたすら逃げろ

| コメント(0)


世の中には尋常な認識を持たない人、たがが外れる機会がある人、常識の軸がずれている人が確率論的に必ず存在しており、必然的に事案が発生する。そのリスクの一つが、屋外での痴漢との遭遇。集団下校なども対策の一つではあるのだけど、最近では事件や事故が発生した直後の対策とか、幼少時ぐらいにしか行われておらず、また下校時刻が異なったり、成人したら当然人影がまばらな、周囲に他人が見受けられないような静かな場所を行き来する機会が生じてくる。昼間ならまだしも夜半の可能性もある。当然リスクが生じる。

で、今件ではとにかく逃げろ、ひたすら逃げろ、それでもだめなら相手の弱点をひたすら突いて攻撃しろとある。ぶっちゃけると素人が攻撃をしても滅多に有効打を与えられることは無く(何せ訓練の類はしていないのだから)、さらに心身共にパニックに陥り行動ができなくなる可能性は否定できない。それでも情報を取得しておけば、パニックを抑えられる可能性は結構上がってくる。多分にケースバイケースで、必ずこうしろとの選択肢を提示することはできないけれど。


個人的にはこれが可能な場面ならば、極力これを「とにかく逃げる」との組み合わせでお薦めする。危険には立ち向かうのではなく、回避するのが一番単純でパニックに陥る可能性は低く、成功率も高い。昨今では小売店でもあちこちに緊急時の駆け込み場でもあるよとの公知ポスターが貼られているので、それを利用するのもあり。多分に店内には防犯カメラがあるので、それも威圧につながる。


護身術的な話は説明の通り、そして上でも言及しているけど、訓練も無しに成果を期待するのは難しい。だからこそ、誰でも容易な「逃げる」を習得しておくべき。ゲームじゃないのだから相手にダメージを与えたりとらえたりして経験値云々なんてのは無い。無事に逃げられれば大勝利。

......むしろ、そのような心配をする必要すらない、リスクのある場へ、時間帯に、足を踏み入れることが無いよう、極力避けられるように、行動ルートを模索するのが、一番の対策ではあるのだけどね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年8月29日 07:19に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「スマートフォンが生活必需品として認識される昨今」です。

次の記事は「「EM菌は万能。悪いものは何でも浄化できる。放射能だって当然」。ならば......」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30