YouTubeでバズ系っぽい名前のアカウントが配信している動画は、その大部分がテレビニュースかその類型の動画の無断転載、あるいはそこに文字をかぶせただけだったりする次第。検索するとそれ系の動画が出て来るので困りんぐ。中には公式の名前とうり二つのアカウントもあるのですね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年8月22日
先日の台風に絡んだ話とか、リオのオリンピックの閉会式に関する映像資料...まぁぶっちゃけると報道機関によるニュース動画を探していた時のこと。それっぽい動画を見つけてチェックをしていたのだけど、どうもアカウント名に違和感がある。そこでアカウントをたどって公式サイトとされるサイトを確認したら、個人の盗用動画サイト集的なまとめ系サイトだったという始末。
映像はニュースキャスターなどが映っていないのでどこからの転用かは特定できなかったけれど、該当する動画そのものの公式のものの掲載が確認できないので、テレビニュースをそのまま取り込んだか、該当ニュース番組の公式サイトにはアップしているもののYouTubeには挙げていないものをコピペしたか、どちらかなのだろう。
手口的には【アマゾンの出展社は名前だけで信用してはならない件】とも類似しているのだけど、この類の動画配信アカウントは多分に、公式のテレビ局や報道機関、ニュース番組のような名前をつけていたり、さらには「ような」どころではなく公式と同じ名前、さらには公式ロゴまで使っているものもある。
YouTubeでは曲関連は自動でコピー検索ができるアプリを権利関係者に配布していて精査しやすいようにしているとの話だけど、ニュース関連ではそこまでの配慮が行き届いていないようだ。なかには動画上で文字をかぶせて説明するタイプの動画で、その文字テキストが公式ニュースサイトや他人のサイトの文面の丸写しだったということもある。
この辺りは地道に排除していかなきやならないのだけど、なかなかそれが難しい。手間はかかるしメリットが無い。例えば盗用が確定した時点で、盗用したアカウントが取得していた収益は過去の含めてすべて没収した上で、従来の持ち主に提供するとか、以前触れた「逆Q2」みたいな仕組みが必要なんじゃないかな、と思ったりもする。
コメントする