前にも書いたが、分譲マンションとか戸建てを買う場合、近隣の治安の良しあしは不動産屋は絶対明かさない。コンビニの書籍コーナーを参考にしよう。改造車万歳とか実録暴力団抗争史等が目立つようなら要チェック。コンビニは売れる物しか置かない。と言う事はそう言う本が需要があると言う事。
— 無学お大尽 (@niseason) 2016年9月2日
これは指摘されて「ああ確かに」と納得し、色々な自前の情報とか経験から、否定しようのない納得感を得た感はある。賃貸住宅は少々手間とお金がかかるけれどいざとなればすぐに引越しは可能だけれど、分譲マンションや戸建てはそういうわけにもいかない。それらの不動産を購入する時には、その住まい自身のよしあしに加え、周辺環境の精査も欠かせない。お城のような超豪華な一戸建てでも、無人島やら火山の噴火口に建ててあったら絶対嫌だよね?
まぁ、それは極端な例としても、色々な事情で治安が非常に悪かったり、道路事情で交通事故が多発していたりすると、ちょっと躊躇してしまうのは当然の話。公共機関や交通の便は物件の書類などに書かれているし、住所が特定できれば地図を元に確認はできるのだけど(この際に古地図なども参照して、昔はその場がどのような地形だったのかまでチェックすると、地盤の良し悪しも判断できるのでお薦め。あと地名そのものから推測できる)、治安までは分らない。
その際のチェックとして使えるのが、コンビニの書籍コーナー。ああ、これは盲点だった。
コンビニは書籍に限らないのだけど、多分に商圏の需要に敏感だったりする。工事が常に行われているような地域では量の多い、油っ気のあるお弁当が多分に入荷するとか、OLが足しげく通う店ではサラダやちょい食べレベルのカワイイお菓子が多いとか、高齢者が多いところではお茶とか和菓子とか少量分けの惣菜とか冷凍食品が多いとか。多分に本部で指示されているものの入荷はしなきゃならないけど、需要にマッチしたものが多めになるのは常だったりする。
書籍はミニ本タイプ、再販廉価版ものは案外回転率が高い......というか売れないとすぐに返本されて新しいものが入ってくる。そしてその際にこれまでの売れ行きが加味される。雑誌もそうだけど、書籍コーナーはそのコンビニと周辺の需要が結構大きな影響を与えている。確かに当方の行動領域内のコンビニでも、場所によって書籍コーナーのラインアップは大きな違いがあるものな。
あとはお菓子コーナーなどにある、食玩とか子供向けのミニサイズのお菓子。カードゲームとかも合わせ、その取扱量で、子供がよく足を運ぶか否か、つまりは夫婦世帯が周辺に多いか否かも、ある程度わかる。そのコーナーが充実していると、結構高い確率で近場に学校、特に小中学校があったりする。
コンビニは市場調査に敏感に反応する。だからこそ目を凝らして見定めると、その反応が透けて見えてくる。知っておいて損は無い。
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