穴水町立図書館が寄贈図書廃棄 - NHK石川県のニュース https://t.co/TGT9BnkWQG 「利用頻度が低いなどという理由から廃棄した」「職員は本の価値を理解しておらず寄贈者の四柳さんにも廃棄の相談や連絡をしていませんでした」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年9月5日
そもそも一職員の判断のみで大量破棄できるものなのか(権限的に)、他に一切相談しなかったのはなぜなのか。色々ともやり感。あるいは複数の職員全員?
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年9月5日
ある図書館の蔵書緊急避難、そして移転の際に起きた悲劇。どうも報道の部分だけでは首をひねるところが多く、色々と込み入った内情はありそうなのだけど。今件で思い起こされたのが、情報や資料などの保全の意味。
「利用頻度が低いなどという理由から廃棄した」。これ、民間の商用、商売の上でならよくある話で、公的意義が低いのなら許容される。たとえばコンビニでは需要にあった商品ラインアップを増やすってのは先日言及した通り。その傾向を利用して、周辺需要の、そしてそこから社会環境を透かし見るってやつ。
ただそれって結局、表面的な費用対効果が高いとか、売上が挙げられるか否かという観点での問題。資料とかデータは、そこに存在すること、検索されやすい状態におかれること、そして必要な時にはすぐに引き出せるようにされていることこそに意義がある。利用頻度が高い低いはさほど問題ではない。それだとビジネスにはなりにくい、表面的な金銭稼ぎは難しいからこそ、公的機関がまかなっている。民間の、短期的なそろばん勘定でやりくりをしようとすると、例のCCC図書館みたいな話になる。
物凄い雑な例えになるけど、続き物のお話の単行本で途中が抜けてたらふと読み返したい時に困るよね。個々を読む頻度は高く無くとも。自分のアルバムとか毎日見るようなものじゃないけど、経年のものが無いと、いざというとき色々と大変だよね。銀行の利用履歴とかもそう。
「利用頻度が低いなどという理由から廃棄した」。これ、公的機関の複数の調査とか結果発表ページとかでもあったんだよね、ダイナミックな規模のものが。そう、前政権時代。経年調査が終了告知されてたのが、自分がチェックを入れていたものに限ってもいくつかあり、部局に電話で確認したら「利用者アクセス数が少ないので不必要と判断されました」との回答をいただいたことがあり、茫然とした記憶が。あるいは記事にしたためたかもしれない。
まぁ、今件の図書館自身の話は、さらに色々と内部的な話が出て来るに違いないので、それ待ちの方が良いかもしれない。
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