ブルーシートはなぜ青いのか?(杉田エース) https://t.co/xbY4LlLpSW「1965年頃に「オレンジ色の顔料に人体に悪影響を及ぼす重金属のカドミウムが含まれている」という話が広まり、次第に青色に変わっていきました」 pic.twitter.com/WKypugTTBT
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年9月12日
「オレンジ色の代わりに青色が選ばれた理由は、空や海の色に近く、景観を損ねないことや青色の顔料が一番安かったことなどいろいろあるそうですが、「青はさわやかな色」というのが一番の理由」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年9月12日
災害や事故発生時によく見かける、青い色をしたビニール系のシート。今ではごく当たり前のようにしか見えないけれど、そういや何で青なんだろうと指摘をされれば疑問に感じることはある。なぜ蚊取り線香の容器はブタの形をしているのか、といった感じの疑問。それに、昔の資料映像などを精査した時に、青以外のシートもあったような気がする......
ということで、他の方のツイートによる指摘があり、一次資料を確認したところ、このような背景があったとのこと。要は元々オレンジ色で(この色の方が警戒を要するという観点では、事故や災害現場では今でも使いやすい気がするけど)。
で、リンク先にもある通り、結局のところカドミウムが含まれている云々ってのはガセであることが分かったのだけど、シートの色はオレンジから青に差し替えられたままとなって現在に至る、と。そして青を選んだ理由は色々とあるようだけど(景観とか安価とかさわやかな色っぽい)、ともあれ現在ではほぼ統一された形になっている、と。安価か否かはともかく、さわやかさと景観の観点では緑なども良いように思えるので、やはり何よりも安さが主要因だったのかなあ、という気はする。
ちなみに。オレンジからブルーに代わるきっかけを作った「オレンジはカドミウム入り」という噂そのものがどこから生じたのかは、現時点では確認ができなかった。1964年から1965年にかけて生じた話のようなので、特定は不可能じゃないはずなのだけど......。あるいは他愛も無いガセネタが膨らんだ結果なのかなあ、とか。先日のメロンパンの話のように。機会があればもう少し掘り下げて調べてもよいかもしれない。
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