David AllenのGetting Things Doneに書いてあったのは、仕事の書類などを目に付くところに置いて、タスクのリマインダー代わりにしようとしてもうまくいかない。書類は何かの陰に隠れてしまいやすいので、思わぬタスク見落としをする。ちゃんとタスクリストを使うべし。
— yk_ga (@yk_ga) 2016年9月13日
タスクは必ず分割してタスクリストに入れる。「学会参加の準備をする」ではなくて、「移動手段を確認する」「航空券を予約する」「参加登録する」などに分割すればすぐに取り掛かろうと思えるし、隙間時間に少しずつ済ませられる。
— yk_ga (@yk_ga) 2016年9月13日
昔、何かの本で「実践目標は小刻みに」との話を見聞きしたことがある。大戦略的な目標を掲げるのは大切だけれど、それのみでは実際に何をすれば良いのかがぼやけてしまい、実行動には結び付きにくくなるので、行動のエンジンにはなりにくい。
大戦略と共に、自分がなすべき行動をできるだけ細かく刻んで設定する事で、より行動を起こしやすくなる。さらに細かい行動目標はそれぞれが単独で達成できるので、心地よい達成感を逐次得ることができ、「なかなか終わらない」「先に進まない」といったモチベーションの低下を避けることもできる。
自分の視界範囲内に成すべきことを書き記すのも大切な手法。視界の中に、あるいはふと目線をそらした時に、そのリストが目に留まることで、そのたびに思い起こしができる。はっきりと意識するレベルで無くとも、無意識のうちになすべき方向に引っ張ってくれる役割を果たす。ノルマ達成までの現状をグラフとして書き記して壁に貼り、逐次マジックで塗りつぶしていくのが良い例。
また、タスクを小刻みに分割することの優位性は、指摘されている通り「取り掛かり」のハードルを低くし、少しずつ進められるだけでなく、余計な思案をせずに行動できる利点もある。プログラムを書くときの方法論と同じ。「ボールを取ってこい」では無く、「ボールを投げるまでは待て」「ボールが投げられたらその方向に走り、該当するボールを壊さないようにくわえろ」「ボールをくわえたまま戻ってこい」「戻ってきたらくわえているボールを離してその場で待て」的な感じ。
仕事は一連の挙動を一気にやった方が、勢い的な感じでスムーズに進む事も多々ある。ただ、そのような流れに乗れるか否かは出たとこ勝負。いつも上手くいくとは限らない。それよりは確実に、少しずつ小刻みに進めていった方が、結局のところは効率よく片づけられるのだな。
作業的なもの、非創造性的なものは特にこの「小刻み実践」が有益だったりするのだな。
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