「詳しくはウェブで」の募集要項がトラップとなる例

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大元のツイートはある意味笑い話どころでは無いので省略するけれど、ざっと説明すると某炭酸飲料水で応募シールを集めて貼って送ると専用のタオルが必ずもらえるキャンペーンにおいて、シールと思っていた部分を貼って送ったら、それが応募シールではなくてキャンペーンの宣伝用ラベルだったというもの。「それな、応募シールちゃうねん」というお断りのお手紙が来た次第。

この類のミスは当方も時々しでかすのだけど、多分に「これのはずだ」という自分の思い込みがすーっと思考において最優先となってしまい、中身をちゃんと読んだり判断をするというロジックがパスされてしまう。そこには「自分が第一印象で想ったものは、他の人も思っているはず。この類のは分かりやすいように作っているはずなのだから、これで正しいはずだ」という、はずはず祭。交通事故や防犯の啓蒙でもよくいわれる、「はずに注意」というもの。

他方指摘の通り、昨今ではこの類の商品付属キャンペーンで、詳しくはウェブにて解説しているよとの案内が増えてきたのも事実。ラベルに書かねばならないことが多く、書ききれなくなったってのが多分にあるのだろう。ウェブから直接応募できるキャンペーンも増えているのも一因かな。もちろん、スマホ利用者が増えて来たので、そのようなルートを設けることで、利用する人が増えるだろうとの思惑と共に、あわよくばメルマガ等にも登録してもらえるかもとの考えもある。

「取り残される」の表現は正直難しいところだけど(テレビを観ていないと取り残される、とかと同じだからねえ)、ネットを使えない人が不便さを感じるケースがあることは否めない。見方を変えれば、それだけ普及したってことなんだろう。


他方、以前技術系の古書を探していた時に、指摘されている類のガイダンス本があったことも覚えている。NHK辺りの番組でもあったかな? 今では流行る流行らないではなく、多様なモノが出てきて、埋没しているだけかもしれない。

また、スマホはともかくパソコンとなると、若年層もむしろ教わりたいとのケースが多いのではないかな。若年層ならばスマホには精通しているので、概念レベルではある程度認知があるから、楽といえば楽なのだけど...(その分、フリーミアム的な発想を捨て去るべし的な、やっかいなものもあるのだけどね)。

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このページは、不破雷蔵が2016年9月19日 06:24に書いた記事です。

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