「フリーランスの最大のリスクは孤独」の本当の意味は歳を重ねていくうちにわかる

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先日から「敷かれたレールの上を走るのはイヤン」的な、半年前にも似たような記事を見かけたし、多分に釣りなんだろうなあということで、極力スルーしてきた話に連なるものとして、むしろこちらの方がためになるお話をば。

クリエイター系のお仕事は多分にフリーでの仕事形態となり、それは多くの場合一人での仕事となる。同業者とのつながりを極力求める姿勢が強くみられるのも、これが一因なのだろう。同人誌即売会の後でことさらに飲み会が設けられるのも、それがあるのだろうなあ、と。一人だと人生とか技術面とかで悩んでも、行き詰ってしまう可能性は高い。最近はソーシャルメディアなどで意思疎通が容易になったから、昔と比べると随分とハードルは下がったように見えるけど。


健康面での管理、リスクはもちろんではあるし、精神面においても、一人の時間が長いと、色々と自己完結をしてしまい、よほど手馴れているか、その性質にあった本質を持っていないと、どこかで道を踏み外してしまったり、偏りが生じてしまう。

他人との触れ合いは、川の中の石のようなもの。川の流れと共に石同士がぶつかり合い、研磨され、丸みを帯びてくる。川の中にない、土手などにおかれたままの石は、その機会もなくとがったまま。

とがった人生もまた有りで、どちらを選ぶかは結局ひとりひとりの選択次第ではあるのだけど。人は基本的に社会性のあるいきものなので、ひとりを選んだ場合には、十分に社会とのつながりには気を付ける、積極的につながりを維持する行動をとるのも必要なんだろうなあ、と。

よく話題に登る、対人商売における乱暴な応対をするお客の少なからずは、その辺りの調整がうまくできていない。そう考えるとしっくり来たりする。それはよくないことだと指摘する人がいないので、ついそうやってしまうし、エスカレートしてしまう...というわけだ。

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このページは、不破雷蔵が2016年9月20日 06:58に書いた記事です。

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