ただの絵ね......そうかそうか。彼らにとってデザイナーは賤職なんだろうね(五輪ロゴのアレを見たらそう思うのは仕方ないのかも知れないけど)。多分絵全般が賤業なんだろうね。
— 有賀冬@砲雷撃戦D-41 (@TouArigaMoemie) 2016年9月23日
「くまモン」デザイナーに発注のロゴ540万円は高すぎ?~ https://t.co/e8fuKb41sw
最近思い始めたことがあってね。『お金使いすぎ!って批判は全てが正当なのかどうか』って。俺は『正当な金額』を提示してない、または正当性や理屈を伴ってない批判はたとえ億単位であってもまず『そうかぁ?』と思うようにしたよ。
— 有賀冬@砲雷撃戦D-41 (@TouArigaMoemie) 2016年9月23日
気軽な使いすぎ批判は、意識してない所で、その事業に従事している人の正当な報酬を削ぎ落とす危険性があるよね。民間の報酬下落が野放図な無駄遣い批判に起因してる部分って、少なくとも皆無ではないんじゃないかなぁ。
— 有賀冬@砲雷撃戦D-41 (@TouArigaMoemie) 2016年9月23日
あ、もちろん多方向から見ておかしい奴は是正止む無しですが。
先日の車掌さんの話でも「世の中には多様な発想で満ち溢れているのだから、必ずイレギュラー的な存在もある。それにいちいち対応して全体の調整を繰り返していたら、全体がより大きな損失を受けることになる。見極めを見誤ると衆愚化する」的な話は持ち上がったのだけど。今件もそんなものなのかなあ、という感はある。
デザイン料が高すぎる、自分たちが考えた額が適切だから、その額は不当だとして訴えているもの。指摘されている通り、訴えた側の主張が色々な点で、今の一部の風潮に見られる、「気に食わないから正当でない」「自分の物差しでわからないから不当だ」的なものであったり、自らの精査能力が欠けていることの暴露になるよなあ、という雰囲気だったりする。ああ、これ、豊洲の事案で騒いでいる界隈とまったく同一だ。
対価として不当であると主張し、自らが呈した額を正当だと呈する。ではその正当性はどのような形で立証され、担保があるのかな、ということになる。まさに「お前がそう思うのならそうなんだろう、お前の中では、な」でスルーするべき事案ではあるし、そのような対応をなされることを関係各方面には強く求めたい。
公募なんかした日には役所の人が運営にバタバタして540万を余裕で上回るぞ。なら実績ある所に即発注の方がローコストでしょうに-「「くまモン」デザイナーに発注のロゴ540万円は高すぎ? 「30万円が適切」奈良の住民訴訟に批判も」 https://t.co/4VuiaBDoW8
— Sango (@Sango) 2016年9月23日
有名デザイナーへの発注をやめて大々的にロゴを公募したとしよう、その告知は何でやんの?まあ新聞かテレビでニュースにしてもらうか県広報紙か、Webくらいしか周知の手段はない。それに幾らかかるの?デザインを誰が選考すんの?デザイン識者お呼びするとして人件費は?何事もトータルコストやで。
— Sango (@Sango) 2016年9月23日
というわけで人件費を散々使って何が飛び出すかわからん公募キャンペーンよりも実績あるプロが出してくる物にこの位のお金を使うって方が「安上がり」だと思うけどねえ。公募そのものを広告と考える向きもあるが、「くまモン作者が作ったロゴです」という話題性とトントンかと。私見。
— Sango (@Sango) 2016年9月23日
「公募をすれば安くなる」との話もあるけど、これも指摘の通り、かえって高くつくのは一目瞭然。すぐには算出できない人的リソースの損失も大きい。「ぼくがつくったさいきょうのでざいん」的なものを差し出して、これを使えと強制しているのと同じぐらいの浅はかさがある。
デザイナーさんとのお仕事って大御所さんでも「これがベストじゃ!」って勝手に作ったデザイン一つをぽんと出して終了、じゃなくて打ち合わせ重ねて方向性決めて、サンプルたくさん作って、選定した上でも修正重ねてやっと完成だしねえ。スタッフさんの人件費もあるし。
— ざらぶ (@zarabu01) 2016年9月23日
ただ、上手い方は手戻りもサンプルも少ないものでベストの物をズドンと出してくれるので良い意味で時間短縮+楽できますが。僕の単行本も僕よりはるかにすごいデザイナーさんだったりするんで毎回楽ですw;(暇な方は巻末にある装丁が誰か調べてみて下さいw)
— ざらぶ (@zarabu01) 2016年9月23日
見えていない部分を見ようとせずに勘案しているのもあるのだろう。加えて、以前言及したこともあるけれど、物事を作り成す場合、そこに至るまでの長い経験や蓄積、投資してきたものすべてが反映された結果であることを忘れてはならない。10分で描き上げた絵は10分の対価のみではなく、その技を織りなすために積み重ねた、これまでの経験すべての結果であるのだよね。
ロゴデザイン540万円にイチャモンをつけてる「市民団体 見張り番・生駒」のサイトを見たら、デザインに価値を見出していない方々であることが一発でわかる作りでしたhttps://t.co/Pjxx56Oyu4
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2016年9月23日
すごい。指定されてるcssは https://t.co/ZWYtAXZHVe のみ。あとはHTMLタグに色属性(10箇所)とsize属性(4箇所)直打ち。 https://t.co/gBzXHU3eOR
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2016年9月23日
まぁ、これは補足情報として。色々な意味で、お察し事案だった、のかもしれない。
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