「いらすとや」にイラスト仕事を奪われたイラストレーターのイラストです。 pic.twitter.com/9PZEm0wEHx
— シガタケ(自販機本委託中) (@shigatake) 2016年9月27日
先日、某サイトに掲載された、「いらすとやさん」のイラストの汎用性の高さを受けて皆が積極利用するようになったので、似たような需要でイラストの受注をしていたイラスト関係者の仕事が減ったという話。掲載もとがアレなので直接の引用は止めておくけれど、理解できるようでなんだかちょっと首をかしげる部分もあったりする。なんだろう、この頭の中のもやもやは。
でも『いらすとやで良いや』ってところがイラストレーターに発注しても『キャラクターを10人描いてください!!報酬は1万円くらいで良いですか!?』みたいなことにしかならん気がするから、イラストレーター的には実はノイズが減ってよかったということになる気もする。
— うなぎ(steel_eel) (@dancing_eel) 2016年9月27日
で、このような指摘を受けて、納得感。商品価格が顧客を選ぶ的な発想に近いものがあるのだけど、いらすとやさんの無料イラストでよいと判断している人は多分に、たとえいらすとやさんが使えなくなったとしても、他の無料イラストにシフトするだけだし、そうでなくとも発注上の条件はかなり買いたたくことになるだろう。そしてそもそも、いらすとやさんのタッチやデザインが好きで選んでいる人は、他のイラストレーターに発注することはあまり考えられない。
例えるなら、違法コピーで無料ゲームを楽しんでいた人の大部分は、違法コピーができなくなったら、有料の実商品を買わずに、他のゲームに移ってしまうというもの。
無論、それらの領域の境界線上にあるケースでは、お仕事のシェアを食われてしまった的な例もあるだろう。ただそれがどの程度のものになるかを考えれば、騒がれているほどのものではないのかな、という気はする。
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