点滴への混入事件を報じるのはいいけど、混入のやり方を詳細に説明するのはやめろ。模倣犯がやりやすいように手引きしてどうすんだ。
— PKA (@PKAnzug) 2016年9月25日
犯罪の手口説明で尺をつなぐ馬鹿が番組作ってるんですよねえ...>RT
— KGN (@KGN_works) 2016年9月26日
爆破事件が起これば爆発物の作り方を、ご神木が枯れれば木の枯らし方を微に入り細を穿って説明するのだから、まさに阿呆の所業。
戯け以外の表現が思い浮かびませんね。
事件そのものが現在進行中で、どのような犯人像なのかが色々と指摘されているので、その事件そのものはさておくとして。今件の事件でも強く感じたのは、指摘されている「犯罪行為に関する詳細な手法の、公的メディアへの露出」。
実名報道と同じ雰囲気も多分にあるのだけど。本来このような手法の情報は、事件報道の上ではまったくもって必要がない。むしろそれを見た人による模倣リスクの弊害の方がはるかに大きい。自殺報道に関わる話はWHOのガイドラインがあるし(日本ではほとんど守られていないけど)、実名報道に関しては何度か言及しているようにその意義について論議が交わされているけど、この類の「模倣犯を誘発するような報道」は、さほど問題視されていない気がする。けど不味いよね。
意味があるのか否かの点では意味が無く、むしろマイナス面が大きい。ではなぜそのような報道がと考えると、やはり指摘の通り、放送時間の引き延ばしのための埋めぐさとしてのものだろう。「視聴者需要が」と反論をするかもしれないけど、どのようなものにも需要は存在しえるし、メリットとデメリットを考慮せずに判断して垂れ流すのなら、社会の公器としての存在意義は無い。
@hatto66666 犯罪報道は「自衛に役立つ」「真似したい潜在的犯罪者にも役立つ」の側面があって、得に詐欺など自衛で防ぎやすい犯罪は前者の比重が高くなるんですが、それでも「こういうのがある」程度に留めないと後者の問題が大きくなりますし、今回の事件は自衛が極めて難しいんですよ。
— PKA (@PKAnzug) 2016年9月26日
容易な手法を公知するということは、それを防ぐ手立てを考えさせる機会を与えてくれることをも意味する。その点ではメリットもあるのだけど、どちらに天秤が傾くかはケースバイケースで、情報を提供しようとする側の熟考が求められる。今件はいわずもがな、伝えてはいけないケース、だとは思うのだけど。
そこまで考慮ができないほど、報道界隈の質は劣ってしまったのか。いやむしろ「考慮したとしても、他が伝えると自分たちが遅れてしまうので」ということなんだろうな。赤信号、みんなで渡れば怖くない、的な。
困った話には違いなく。
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