ツイッターやFacebook上に、複数媒体からの転送記事に関する更新情報を配信するポータルサイトの公式アカウントにおかれましては、極力タイトルに一次配信元を明記される事を望みます。ポータルの権威が汚れかねない信ぴょう性の記事が流れる事もあり、リンク先で幻滅してしまいますので......
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年9月29日
本家サイトで解説している複数の記事でも明らかな通り、昨今のニュース界隈の情報を取得する際には、単独の配信元を巡回するのではなく、ポータルサイトやキュレーションサービスのような、複数情報源から集約したリンク集やダイジェスト集的なものが好まれる。情報が多くなりすぎて、すべてを処理するのには時間が足りないので、網羅が可能なものをまずはチェックして、詳細を見たい場合にはその中身を見る、という感じ。物産展でちょい買いして、お気に入りのものがあれば反復して買う、そんな感じ。
で、そのようなニュースがポータルサイトそのものや、そこからニュース更新通達としてソーシャルメディアで配信されるようになった際に、戸惑うケースが増えてきたのが、タイトルだけでは一次配信元が分からない状況。
ポータルにしてもキュレーションにしても、すべての一次情報元が完全な権威あるもとではなくて、ゴシップ系もあるし、ネタ系のもある。一見すると権威あるように見えても特定ジャンルでは、あるいは多分のジャンルでスットコな内容の記事を出すところも増えてきた。なので、タイトルを見た時点でどこが一次配信元なのかがわからないと、リンクをたどって記事本文に目を通し、「だまされた」的な印象を抱くことが多くなってしまう。
例えば
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年9月29日
【衆議院議員選挙の「一票の格差」を極力是正してみる(ガベージニュース)】国勢調査を基に徹底的に格差を是正シミュレーション。 https://t.co/OqFs8Fe53Q
のような感じです。
それを避けるために、ぜひともソーシャルメディアなりポータルサイト自身の記事タイトル一覧において、どこが一次配信元なのかが分かるような仕組み、符牒を設けてほしい。現実問題として、文字数の制限があるし、ページビューが増えるとの観点では読者をだました方が数が多くなるので、導入は避けたいと思うのが本音だろう。
ただ、そのような方向性の施策は利用者における意識の根底における不快感を少しずつ積み上げることになる。ウザったい広告に何度となく遭遇すると、その広告主への不信感が高まり、それを意図的に配信している媒体にもネガティブな想いをいだくのと同じ。直接、具体的には数字化ができないので軽んじられるけど、だからこそそれがたまって体現化した時には、取り返しのつかない状況となる。
まぁ、一次ソースがしっかりとした、信ぴょう性の高い、煽りなどをしない記事を書き連ねればそれで済む話なのだけどね。
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