久々に雑誌を購入。病院内での待ち時間の暇つぶしでもあるのですが、同時にある作品が載っていたため。グランドジャンプ・プレミアムって今では不定期刊というか季刊みたいな感じになってたのね。 pic.twitter.com/FZY3jadD8r
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月27日
先日通院の際に待ち時間の暇つぶしのための書籍を持参し忘れたこともあり、また保存しておきたい作品が載っていたのを確認できたので、久々に紙媒体の雑誌を購入。何か月ぶりだろう、的な。というか、四コマ漫画誌以外は紙媒体の雑誌は定期購読はしてないからね、今は。
「プレミアム」に切り替わった直後の同誌は創刊号から14号ぐらいまでは購入していていまでも保存してあるのだけど、確か月刊誌だったはずで、いつの間にか隔月刊になっているし、多分に定められたテーマに基づいた作品の掲載スタイルとなっているようだ(普通の連載もあるけど)。継続連載の作品だけでは持たないという判断なのかな。
お目当ての作品とは、「王様の仕立て屋」の作者の別作品、「東坡食譜(とうばしょくふ)」。スーパージャンプ時代に不定期掲載されていた、宋の時代の食道楽...というのかな、庶民の味的なお話。なかなか読みごたえがあるのですけど、不定期なだけに、今回でようやく5回目。 pic.twitter.com/j2Um6r1009
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月27日
で、お目当ての作品とは、この「東坡食譜(とうばしょくふ)」。プレミアムに変わる前の各誌で不定期掲載されていたころのはすべて(だと思う)保存してあるし、単行本化を今か今かと待ちわびている状態の作品。政争に敗れた側に所属していたという理由で地方に追いやられた詩人の料理話をつづったものだけど、個人的にはむしろ今の「王様の仕立て屋」よりも活き活きとしている感じかある。
続きが楽しみではあるのだけど、話の流れだと今回でおしまいになってしまう感じなんだよね。栄転を果たした先でも色々と活躍してほしいし、単行本はもうちょっと本数が足りないので、頑張ってほしいのだけど。
もう一つ気になった作品として挙げるのなら、石田敦子先生の新作「ヒーローめし」。タイトル通り、アニメなどの作品に登場する食事がテーマ。色々と設定も凝っていて、期待が出来そう。 pic.twitter.com/hDRoHQ05lN
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月27日
食絡みの作品が他にも色々と載っていたけど、正直ちょっと無理をしているよな、的なものもあったし、質は多種多様。その中でも目に留まり、期待値がめっさ高かったのがこの「ヒーローめし」。アワーズでもおなじみの石田敦子先生の新作......というか連載扱いだから今後も定期的に掲載されるのだろう。アニメーターの父を亡くした兄弟が、父の面影、父の想い、父が子供たちに教えたかったものを、ヒーローが活躍するのも含めたアニメに登場する食事を通じて知っていくというもの。
テーマはハードルが低く馴染みも深く、登場人物たちも活き活きとしていて料理も美味しそう。世界全体に躍動感があふれていて、読んでいて美味しさと充実感が共に感じられる、最近見ないタイプの良作。「プレミアム」を今後調達するか否かはまだ分からないけど(「東坡食譜」も掲載されていたら考える)、この「ヒーローめし」も単行本でほしいな、と思わせる作品には違いない。
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